私TV見ない人だから
最近はTVを見ない(持たない)人が多いそうだ。
インターネットが発達してることも要因だろうと思う。
ちなみにそう言った人達はN〇Kの訪問には何と答えているのだろうという素朴な疑問は置いといて、私は昔からTVを良く見る方である。
一人暮らしをしていた頃から変わらず、まず帰ったらすぐTVをつけるクセがついている。
理由は至極簡単で、し~んとした空間が嫌いだから。
何だかわけも無く緊張するというか余計疲れる気がする。
ちなみに昔からバラエティー番組が好き。
観客の笑い声や芸人が冗談を言ったり、ふざけたりしているのを見ると寂しさや緊張感がほぐれて落ち着くことが出来る。
ふと思い起こせば私自身も子供の頃は緊張感のある空気にならないように他人を笑わせたり、敢えてふざけたりしていた子供だった。
しかし残念なことに、大人からはいつもふざけて真面目にやらない子供というレッテルを張られる。
「坂井くん(私)はいつも落ち着きがなく終始ふざけている。」
担任が良く通知表にこんなコメントを書いていた。
しかしそれを見た親がどういう反応をするかも良くわかっていたので、落ち着きがないと書く担任は総じて嫌いだった。
子供の頃の自分を擁護すると、好奇心が人一倍強い子供だった。
しかしながら当然そんなことを他人や大人が知る由もないし当時にそんな余裕もなかったのだろう。
好奇心が人一倍強く色々な事に興味を持つので当然人一倍失敗も多くなる。
きっと親や大人はいつも心配だったのだろうと思う。
だから「おとなしくしろ!」と怒鳴り、手を上げる。
いつの時代も他人を叱ったり指示通りに動かすのには根気がいる。
ただ昭和の人間はその部分に関する辛抱や根気は持ち合わせていないし、そんな風潮も無い。
今振り返ると、私が緊張した空気感を極端に嫌うのは、幼少時に緊張した空気感の中で無様に失敗し、こっぴどく怒られ続けたことによる弊害だったように思う。
誤解のないように言うと過去の恨みつらみを書きたいわけではない。
何となく私自身を深堀りする意味も込めて文章として残しておきたいというだけのことである。
いずれにせよそういったクセは未だ変わらず、家に帰るとまずTVをつけてしまう。
人の行動には何かしら理由があるよねというお話。