会議をもっとスマートに!tl;dv と Zapier で無料で会議録を自動保存する方法
はじめに
リモートワークやオンライン会議が当たり前の時代、会議の記録を手作業でまとめるのは大変ですよね。tl;dv という便利なツールを使えば、Google Meet や Zoom の会議を録画したり、自動で文字起こしをしてくれます。しかし、通常、文字起こしの内容をコピーするには 月額18ドル(約2700円) の料金がかかります。
この記事では、その料金をかけずに、Zapierを活用して 無料で文字起こしをNotionに自動挿入 する方法を解説します。これにより、会議録を簡単に整理・保存するワークフローを実現できます。
手順の概要
以下のステップを踏むことで、会議の文字起こしを自動的にNotionに保存できるようになります。
Zapier と Notion の連携準備
tl;dv のAPI設定
Zapierでワークフローの作成(2つのステップ)
Step 1: Notion と Zapier を連携させる
まずは、ZapierとNotionを連携させておきます。Zapierはさまざまなサービスを自動でつなげて作業を効率化するツールです。事前にアカウントを作成し、Notionとの連携を済ませておきましょう。
Step 2: tl;dv の API キーを取得する
次に、tl;dv でもAPIの設定を行います。これはZapierがtl;dvのデータ(文字起こし内容)にアクセスするために必要です。
tl;dv にログインし、左下のメニューから Settings に移動します。
API keys という項目があるので、そこからAPIキーを発行します。
Step 3: Zapierでワークフローを作成
ここからが実際の自動化設定です。Zapierを使って、会議の文字起こしが完了したら自動でNotionに保存されるようにします。作るワークフローは2つだけで、設定はシンプルです。
トリガー:tl;dv で翻訳(文字起こし)が完了したことを検知
Zapierで新しいZap(自動化のワークフロー)を作成します。
トリガーアプリとして tl;dv を選択し、"Transcript Added" を選びます。
先ほど取得したAPIキーを使って、tl;dvをZapierと連携します。
アクション:Notionにページを作成して文字起こしを挿入
アクションとして Notion を選びます。
"Create Page" を選び、会議録を保存するNotionのデータベースを設定します。
3 Transcript を plain text format で挿入します。ここが重要なポイントです。
注意: "markdown format" では100文字以上のデータがエラーになるので、必ず plain text に設定しましょう。
Step 4: テストと確認
設定が完了したら、Zapierの「Test」機能で動作確認を行いましょう。テストが成功し、文字起こしが正常にNotionに挿入されていれば設定は完了です。これで、次回の会議から以下のように自動で文字起こしがNotionに保存されるようになります。
まとめ
今回紹介した方法を使えば、会議のたびに文字起こしを手動で行う手間が省け、重要な内容を漏らさず効率的に記録できます。しかも、有料プランを使わずに、無料でこれができるのは大きなメリットです。
さらにこれを ChatGPT や Cluade にコピーして、""" 上記の会議の内容をリフレクションして要点をまとめてください """と指示すれば、議事録の出来上がりです。
自分で書いたら1時間などかかる作業が、自力でやるより高いクオリティで1分ほどで終わります。
ぜひtl;dv、ZapierとNotionを活用して、日々の業務をもっと効率化してみてください!
最後に
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