「こどもの権利条例」の制定と「こどもの権利擁護」について江東区に聞きました!
みなさん、こんにちは!
看護師・助産師・一児の母で
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。
江東区の6月議会の取り組みを、順にご報告します!
今回のテーマ
今回のテーマは「こどもの権利条例」の制定及び、「こどもの権利擁護」についてです。
はじめに
令和5年4月より、こども家庭庁及びこども基本法がスタートしました。
一方で、現在の江東区にはこどもの権利条例や、こどもの権利擁護を行う第三者機関がなく、こどもをまんなかにした取り組みが不十分であるといえます。
こどもまんなか江東を実現するために必要な取り組みについて、6点を求めました。
こどもの意見を聞く機会の確保と意見反映について
私は「江東区こどもの権利条例」の制定及び、こども会議、こども議会等「こどもの意見を聞く機会の確保と意見反映」は必須であると考えています。
また、脆弱な立場に置かれたこどもをはじめ様々な状況にあるこどもや低年齢のこどもや若者の意見の聴取及び反映を行うべきですが、そのあり方と実践には大きな課題もあると感じています。
あり方と実践、今後の展開についてお聞かせください。
→区の回答を受けて
今後の展開について具体的に回答してほしかったです。
また、脆弱な立場に置かれたこどもをはじめ、声をあげにくいこどもの声をどう聞いていくのかについて問題提起しているのに回答がなく残念です。
どうやって聞こうとしているのか、もしくは聞く気がないのか、気がかりです。今後も要望していきます。
こどもの権利条例と内容について
条例には子どもの権利侵害の救済や相談に関する規定、虐待、体罰、いじめ等に対する救済や相談に関する規定を置いているものもあり、本区でも規定するべきと考えます。
こどもの権利擁護「子どもの人権オンブズパーソン」について
その上で30余りの自治体が独自に設置する、こどもの権利を擁護し、必要時には勧告や提言を行うことのできる「子どもの人権オンブズパーソン」のような第三者機関を設置するべきです。区の見解を伺います。
今後、江東区児童相談所設置を見据え、こどもの権利擁護は重要であると考えます。こどもの「権利擁護」という新たな視点をどのように咀嚼し、相談体制を整えていくのか、問題意識に則しお答えください。
→区の回答を受けて
こどもの権利に関する条例については、制定に向けて検討を開始したことが明らかになり、とてもほっとしています。
木村区長も「こどもまんなか江東区」を政策として掲げているため、スピード感をもって進めていくのではと期待しています。
こどもの権利擁護は大人が果たすべき重要な役割ですが、第三者機関の設置に関しては、「検討」段階であり、区はまだ具体的なことを決めていません。すでに行っている自治体が30あまりあるのだから、積極的に現地視察や調査を行い、区の体制や環境を整えていくべきだと考えています。
おわりに
最後まで読んでくださりありがとうございました。
今回、4年間の任期のスタート直後ということもあり、中長期的に行うべきことを中心に質問と政策提言を行っています。
これからというものばかりですが、こどものための施策が着実に進むよう注視し、随時要望していきたいと思います。
引き続き、お声を聞かせてください。