[質問BOX] 日本語表記のゆれ
こんにちは!酒井です。今回も質問BOXのおたよりからお送りします。
「日本語表記のゆれ」についてです。
はい! 特許情報検索でも「日本語表記のゆれ」たくさん出てきます。
特許の文章作成には、多くの出願人さん(や特許事務所の先生方)が携わっておられるます。また、用語的な「決まり」なども特に定められていないし、時代の流れで表現が変わっていくケースも珍しくありません。
なので・・・自然と「表記のゆれ」は多くなっちゃいます。
今日は頂いた「おたより」を起点に、
日本語検索のトピックをいくつか書いてみます。
英語検索にも共通する項目もありますよ。
はじめに:「日本語表記のゆれ」と「異表記」
おたよりで例示して頂いたこちら
「ニッポン」と「ニホン」とは、
正確に発音すると違う音に聞こえますが、
どちらも「日本」の振り仮名として使われるので、
この記事では「広義の異表記」と捉えて説明を進めます。
では「狭義の異表記」というのは何か?というと、
正確には下記のように定義されているそうなのですが
自分は簡略化して、次のように覚えました。
「意味が同じだが、文字列は異なる。音声で聞くと同じ音に聴こえる」
です。
関連する他の概念 (同義語・類義語・上位/下位概念)
他に情報検索でよく出てくるのが
・同義語
・類義語
・上位概念/下位概念
です。
今日のおたよりは「表記のゆれ/異表記」のお話なので、
この項目は例だけを挙げて、さら~っと次に進ませて頂きますね。
などがあります。
特許検索(や論文・技術系検索)で頻出する 特殊な表記ゆれ
冒頭でも
>はい! 特許情報検索でも「日本語表記のゆれ」たくさん出てきます。
と書きましたが
特許や論文などの「技術系の文章」を検索する際は、前述の
のような「漢字/カタカナ/ひらがな + 長音有無」で構成されている
異表記もたくさん出てくる上に、
それ以外の「表記ゆれ」というのもあります。
いくつか例を挙げてみますね。
1)漢字表記にバリエーションがある
2)英字・数字・カナ の入るもの
3)アルファベット(元素記号)の読み
4)慣用的な漢字の読み
5)ハイフン、中黒(・)等の有無 ※時代的な流れ
・・・以上のような「表記のゆれ」は、
特許調査/論文調査の際、気にしておくとよい例になります。
おたよりありがとうございました!
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