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エンルム岬と四等三角点
札幌から襟裳岬に向かう道中、エンルム岬に立ち寄りました。当初の予定にはなかったのですが、OSC2023北海道 にて知人に教えてもらい、移動経路からそう遠くない場所でもあったため、寄ることにしたものです。
心地よい高台
細いまっすぐな道を上ってたどり着いたのは、名所に来たぞという気分を盛り上げてくれる表示板のある場所。
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こんな坂を登ってきました。まっすぐな道と集落、なだらかな海岸線、遠くに見える山脈、青い空、白い雲。1時間くらいここでゆったりしていても良いなと思うほどの心地よい空間でした。(先を急ぐので滞在は10分程度でした)
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港の集落。
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かんらん岩が表出しているよ、という説明の碑です。人類は火星にも探査機を送れるのに足下のマントルにはたどり着いてもいないじゃないか、という事を捉えて「火星よりも遠いかんらん岩」と奮っています。こういうのは結構好き。
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三角点!?おまえ三角点じゃないか!
景色に見惚れていた中、何やら馴染みのある形状が目に入ります。おまえ!三角点じゃないか! 急遽寄り道に組み入れた場所だったためノーチェックだったのですが、そこにぽつりと美しく佇むのは「四等三角点 エンルム岬」。昭和48年の選点/埋標です。
思わぬ場所で知人に会ったような嬉しさを覚えました。
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点の記によると「保護石1」とのことなので、これが保護石なのかな。少し離れた所にある加戸の丸い石のほうが大きいですが、ちょっと離れすぎなので。
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思いもしない収穫にほくほくしながら、襟裳岬方面の次の目的地へと向かうのでした。