まさかピストルか 夢日記2024.1.19
車の修理工場のようなところ。
誰もいないこの場所で、僕は何かしら人目を忍んで遂行しなければならない仕事を済ませたところだった。
人が来ないうちにこの場を去らねば。シャッターに窓のような透明な部分があったので、そこから外の様子をうかがう。
痩せた男がいた。何だか妙な雰囲気の男だ。スーツ姿だが、ビジネスマンではなさそうだ。この男とは接触せずに、ここから離れたい。
ここへはレーシングカートに乗ってきた。シャッターを開くスイッチを押し、素早くカートに乗り込み、シャッターがカートで通り抜けられるだけ上がったら外に出て、と瞬時に立てた計画通りに行動する。
しかし、外に出たら一気に加速して走り去るつもりが、障害物に行く手を阻まれてしまった。窓からは見えなかった物が置かれていた。罠を張られたのか。
痩せた男が近付いてくる。写真いいですか、とジャケットの内ポケットから、何かを取り出そうとする。言葉通りならカメラかもしれないが、有名人でもない僕の写真を撮りたがるのはおかしいし、まさかピストルかと、僕は身構えた。
男のポケットから出てきたのは、スズメだった。彼がスズメの顔を僕のほうに向けて、頭を押すと、ピッと鳴いて目が光った。