宇宙飛行士 夢日記2024.7.10

 宇宙関連機関内、宇宙飛行士とビデオ通話をする部屋。
 宇宙船に滞在中の女性飛行士の家族が招待されて来た。そこに僕も含まれていたのだが、同居家族ではなく、仲の良い親戚くらいの立場らしい。
 壁にかけられた大きなディスプレイには、無重力環境ゆえか位置が定まらず、たまに画面から外れながら浮いている、若い女性宇宙飛行士。
 独りで宇宙船に滞在しているので人恋しいのか、相手が家族ということもあり、猛烈な勢いで喋りまくる。
 会話の途中、何かを知らせるアラームのような音が鳴り始めた。ちょっと待ってね、と彼女は横を向く。おそらく宇宙船の状態を表示するパネルのような物を確認しているのだろう。
 外で何かあったみたい、見てこなきゃ、と船外活動用の宇宙服をどこかから持ってきた。ところが、前回の使用後、脱ぎっぱなしで放っておいたらしく、裏返しになっている。ああとかううとかうなりながら、慌てて直そうとしている。
 よく宇宙飛行士になれたものだ。厳しい訓練を経たはずなのに、そそっかしさ、だらしなさは相変わらず。僕はいかにも彼女らしい失態を笑って見ていたが、ほかの家族は恥ずかしそうにしている。母親などは顔を赤らめて、すっかり縮こまってしまった。

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