ドラマの第一話のよう 夢日記2023.11.25
自宅アパート。
車で出勤しようと駐車場から出るか出ないかのところで、アパートの廊下に人だかりが出来ているのに気付いた。車を降りて、行ってみる。
住人の女性が殺害されたという。会えば挨拶以上の会話をし、ヒマだったら話し込むくらいの交流はあったご近所さんが、まさかこんなことになるとは。
駆けつけた警察の中に、顔見知りが。大学の同期生で、いまは鑑識で働いている。旧知のよしみと、被害者と同じアパートの住人だから参考人だぜ、という無理のある理屈をこねて、ちょっと事件現場に入れてもらった。
さすがに遺体は運び出された後だったが、血痕は残っていた。それを平然と横目に、室内を短時間でくまなく観察。鑑識の彼に、ちょっととは言ったがもう少し居ても良いのにと思わせるほどの短時間で。
車に戻ると、アパート中から子どもが集まって、群がっていた。勝手に車の中に入っている子もいた。
助手席側のドアが開いて、薄ら禿げたおじさんが、子どもを車から降ろして、ほかの子も追い払ってくれた。夜勤明けで帰宅したアパートでとなりの部屋の住人だった。
子どもたちの親も出てきて、老婦人は犬の散歩を始める。住人勢揃いだ。まるで登場人物の紹介をするドラマの第一話のようだ、と思った。
僕は職場へ。実は、僕の勤め先も警察関係だった。しかし、鑑識の彼は、僕の所属部署は知らない。まだ公にはなっていない、究極の科学捜査機関なのだ。
出勤するや真っ先に、さっき現場で密かに入手した物証の分析を始めた。何をおいても、同じアパートの住人仲間だった被害女性の無念を晴らしたかった。