ゴジラの類似品のような、の夢(2022.11.11)

 テレビドラマの撮影現場。
 主演は水谷豊、寺脇康文の両名。だが、役柄は刑事ではなく、靴職人だった。僕は職業+アルファベットの端役である。
 撮影の合間、屋外の喫煙スペース(足の付いた灰皿が置いてあるだけ)に出演者が集まっていた。別の番組の撮影に来ていたアイドル歌手もいた。
 たまたま休憩時間が合ったので来ていたかわい子ちゃんが、急に悲鳴を上げた。どこかを見上げて硬直している。
 みんな一斉に、彼女の視線の先を追って見た。撮影所の屋根よりも高い位置に、怪獣の上半身が見えた。ゴジラの類似品のような姿。怪獣までのおおよその距離と顔の高さから、相当な巨体であると、瞬間的に脳が自動計算した。
 怪獣は、建物の屋上部分をもぎ取って放り投げたり、めちゃくちゃに暴れる。俳優たちは散り散りに逃げ出した。
 何も考えず走り出したのだが、偶然にも僕はビルとビルの隙間に入ったので、飛んできた瓦礫に対してビルが盾になってくれて、ひとまずは助かった。僕を守ってくれたビルもかなり崩れて、破片のシャワーは浴びたものの、飛来物の直撃を食らわずに済んだのは幸運だった。

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