着飾ったマダムたち 夢日記2023.2.7

 どこかの国の、軍の訓練施設。
 僕は教官として勤務していた。訓練生は当然、入隊したての若者ばかりである。もともと人付き合いが苦手な上に、世代が違いすぎて、どう接して良いか分からず、うまく交流できないでいた。必要最低限の指導だけをする毎日。
 そんな中、上司に呼び出された。きっと、訓練生からの不評がすぎると叱責されるのだろうと思うと、気が重い。
 覚悟を決めて長官室の扉を開けると、そこはパーティー会場だった。
 上司の母親の誕生日を祝っているのだという。
 訓練所とはいえ、軍の施設だ。その中で一般人のお誕生日会を開くなど、どういうつもりかと、いらつきを覚えたが口には出さず、言われるがままに席に着く。
 ドレスに宝石で着飾ったマダムたちが群がってきて、質問攻めにあう。上司の母親のお友達からしたら、僕の方が、世代が違いすぎる若者、なのだろう。

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