廊下が 夢日記2023.10.23
自宅マンション。
うちは1階なので、長年住んではいるものの2階以上には行ったことがなかった。
管理組合の業務か何かで、マンション内の点検をすることになり、入居以来初めて上の階へ。
まず階段の点検も兼ねて一番上の10階まで上ることにする。
長い廊下を歩いて、突き当たりにあるもうひとつの階段で下の階へ、と思い描きながら10階に着いた。
着いた途端に足が止まった。廊下がゴミ袋で埋め尽くされている。床が見えない、どころではない。天井までみっちり詰まっている。
いつからこの状態なのか。10階の住人はこの環境で生活しているのか。もっと問題になっても良さそうなものだが。とにかく管理組合に報告だ。
ゴミ袋の中身は生ゴミではなく、紙や発泡スチロールだったので、もし袋が破けてもそれほど汚くはなさそうだ。ゴミの海へ飛び込む。
何とか廊下を渡りきり、階段までたどり着いた。
9階に下りると、またもや大量のゴミ袋で廊下が塞がっていた。ふたたびゴミを掻き分けて前進する。
廊下の途中で、ゴミ袋をよけたら、そこに人がいた。おかっぱ頭の女性が膝を抱えて座っていたのだ。
ゴミに埋もれて人がいるなど、思いもしない。驚いて大声を上げてしまいそうになるが、瞬間的に、同じマンションに住んでいる人に対して失礼な態度はいかん、と自制心が働いた。表情には出ただろうが、彼女はうつむいていたので、見られていないはずだ。
で、この場合、失礼でない対応とは。どうするのが正解なのか分からず、結局、話しかけずに先に進むことにした。
8階には変わったところが何も無かったので、ホッとした。その後2階までは安心して通過できた。
1階まで来ると、ちょうど同じタイミングで、ある部屋のドアが開いて、犬を連れたおばあちゃんが出てきた。犬に話しかけながらゆっくり出てきて、ゆっくりドアを閉め、ゆっくりカギをかけ、ゆっくり歩いていく。
うちのマンションは、ペット禁止のはずだが。
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