1万歩 夢日記2023.5.4

 ホテルかコンサートホールのような建物の、ロビー。
 何のイベントだろう、長机に商品が並んでいて、売り主が買ってくれた人と握手をしたり、そんなやりとりが、あちらこちらでされている。
 僕はイベントに興味があって来たわけではなかった。それよりも「1日に1万歩以上歩く」という目標というか、自らに課した使命のようなものを達成することが重要だと考えているようだった。
 歩数を稼ぐためロビー内をうろうろと歩き回るが、イベントが盛況で、人とぶつからないようにするのに神経を使う。ここでは僕が邪魔者なのは確実だから、よそへ移動しよう。
 建物の外に出てしまえば良かったのだろうが、夢の中の僕は、人の気配のしない、奥の方へのびる廊下に進路を定めた。
 関係者以外立ち入り禁止、などの表示は無かったが、立ち入っては良くなさそうな雰囲気。ぼんやりとしか光らない照明は間隔も広く、足元が見えづらい。それでも1万歩に到達するまではと、ずんずん歩いていく。
 やがて倉庫のような場所に突き当たった。
 おじいさんたちが、どこからか背もたれの無い長椅子を運んできた。お年寄りには荷が重い様子。僕は部外者だが、手伝うべきか。

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