財布を忘れて、の夢(2022.7.1)

 どこか田舎。
 道を歩いていると、ヤンキー仕様の派手な改造バイクが並んで停まっていた。ちょっとしたモーターショーといった様相。
 不良に囲まれて金品を上納するはめになったらどうしよう、と心配になった。が、バイクの持ち主は現れず。無事に通り過ぎた。
 ほっとして、取られずに済んだ財布を触って喜びを実感しようと思ったのだが、いつも入れているポケットに手を入れてみても、空しく底に至るのみ。財布を持たずに歩いていたのだ。そもそも失う心配など無用だったのだ。
 出掛けた理由が買い物だったことも思い出した。支払いが必要なので、財布を取りに、家に戻る。
 同じ道を戻っているはずなのに、天に向かって銀の槍(マフラー)をかかげたり、乗りづらそうなハンドルを装着したりしたバイクたちが、一台もいなくなっていた。
 代わりに老夫婦が営む店があった。サンダル屋だった。サンダル以外の商品は無い。
 外壁に、庭の芝生に水をまく用のスプリンクラーが埋め込まれている。水も出るようになっているらしい。スプリンクラーを中心にして、お花の絵がペンキで描かれている。

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