捜索隊 夢日記2023.8.31
砂漠。
ラクダに乗って、何かを探していた。
全体で何人いるのか正確には分からないが、数十人規模の捜索隊に、僕も参加していた。
誰かが合図を出したので、近くにいた者が集まる。
砂に半ば埋もれている、金属製の骨組みだけを残して朽ちてしまった、何か。
船、という単語が聞こえた。風化が進んでいるので、そうは見えないが、船なのかもしれない。しかしやはり、砂漠を砂の海と例えてみても、水が一滴も無いところで船と言われてもピンとこなかった。
僕の抱いた印象はさておき、仕事だ。発見地点の座標をチェックして、移動する。
いくつか同様な朽ち具合のものを見つけたが、最も程度の良いものでさえ、一目で船と判別できる状態ではなかった。仲間たちの表情が、期待した成果が得られなかったことを示していた。
やがて、神殿のような巨大な石造建築に到着した。ここが捜索隊の基地になっているらしい。
結果を報告しに中へ入る。指揮官らしき恰幅の良い人物が待ち構えていた。こちらが口を開く前に、勲章をいくつもぶら下げた胸を張って、船を捜索せよ、と言ってきた。
それをいま、やってきたんですが、と僕らの隊長が困惑しながら答える。