SAIKAIの長期インターンシップとは⁈
そう、これはSAIKAIで1年間フルコミットしてくれたインターン生の卒業式の様子だ。
「コロナで満足のいく大学生活が送れなかったのであれば、その代わりに人生3本の指に入るくらいの宝物になる卒業式を手掛けてあげたい」
そんな想いからフルコミットで稼働して貰うインターン生を2020年の4月に大学4年生に向けて募集。
その一年後の2021年3月9日に卒業LIVEを行った。
渋谷にあるeggmanという福山雅治さんや久保田利伸さんが利用されてきた歴史あるLIVEハウスで、LIVEとインターン生の卒業式を融合させる式典。
インターン生を受け入れてきて来年で4年目になり、この卒業LIVEも毎年3月9日に行っている。
今日はそんなSAIKAIのインターンシップについて書き残していきたい。
【SAIKAIのインターンシップとは?】
SAIKAIは学生キャリア支援事業の一環として、就活生向けにプログラムを行っている。具体的には、毎週実施するセミナーや面談、年に数回実施する新卒採用合宿イベントなど。これらを通じてSAIKAIの価値(Value)である”納得のいく進路選択をする為に必要な考え方やスキルを学ぶ場所を提供する“を感じてもらっており、インターン生にはその運営を担って貰っている。
特徴的なことは、インターン生はもともと就活生としてこのプログラムを半年近く受講しているユーザーであるということ。SAIKAIのサービスの質の高さ、人の良さを体感した状態で、就活を終え最終学年(大学4年生や院生2年)となったときに1年契約でフルコミットのインターン生として運営側に。企画立案から運営、営業まで、報酬も出しつつガッツリ稼働している。
インターンシップの稼働は3月1日からであるが、一つ上の卒業していく先輩たちをお見送りするのは3月9日である為、本格的なスタートは3月10日からである。
3月10日から翌年の3月9日までの1年間の長期インターンシップを通じて得られる価値を以下、記していきたい。
【長期インターンの魅力① ユーザー(就活生)の成長過程をダイレクトに見られる】
SAIKAIの就活生向けプログラムの中でも、特に一週間に一回実施しているプレゼンテーションの向上を目的とした模擬面接では、学生とのかかわりを何度も持つことになる。日に日に成長していく学生の様子をインターン生は間近で感じることができる。
(SAIKAIの詳細は以下のnoteから…↓)
上記noteにも記載している通り、就活生向けプログラムで2,980円という金額を学生から頂いている。お代金をいただく以上の価値をどう提供できるか?と、常に自問しながらの最大限の準備の日々。
プレゼン一つ、コンテンツ一つに妥協せず、就活生からお金をいただいているからには就活生にとって一番の伴走者である自覚を持とうと、インターン生には常日頃から伝えている。
もしこれが無料でサービス提供しているだけのプラットフォームであれば、受講生の熱量も半減するのかもしれない。そうなるとインターン生の仕事に対しての熱量も言わずもがな半減するだろう。
2,980円のお代金をいただいて運営していることは、就活生にとってはもちろん、インターン生にとっても緊張感のある業務となっており両者にとって良いシナジーが生まれているように感じる。
そしてSAIKAIのプログラムで一番人気なのが合宿型の新卒採用イベントである。
SAIKAIの就活生向けプログラムに参加する学生の大半が毎年参加するこのイベント。現役インターン生も、自身がユーザーであった前年度に参加をしている。
当時、一つ年上のインターン生が堂々と運営している姿を見ている為、次は自分もその立場であることの責任感を持ちつつ運営することになる。
ここでは全力で旅行を楽しみつつ、それだけでなくチームビルディングの要素を含めた遊びを沢山盛り込んでいる。
久々に再会出来た仲間と一つの目標に向かって取り組み、達成感を共に喜び合えるコンテンツを盛り込むことでチームの一体感も増していく。
2日間の合宿イベントはとてつもなく目まぐるしいわけだが、参加してくれた学生や企業から本当に多くの感謝の声を頂く為、沢山のやりがいを持って働いてもらうことが出来る。
だからこそ、学生が日に日に成長していく姿や、進路報告を丁寧にして貰えた時の喜びは計り知れないものがある。
インターン生は学生からお金をいただくことの価値や自分達で企画し行動し結果にこだわりながら1年間の長期インターンシップをやり遂げる。学生の成長だけでなく自分達の成長を実感できることもSAIKAIの長期インターンの魅力の一つである。
【インターンの魅力② 代表と共に企業案件に携われる】
SAIKAIの長期インターンのもう一つの特徴は、代表である私の企業案件にも同行出来ることだ。実際に多くの経営者や人事担当者達と関わる機会を設けている為、幅広い年代層の人達との関わりは、魅力の一つであると考えている。
というのも、弊社の収益の基盤は企業向けに実施している採用設計のコンサルティングや人材育成プログラムである。私自身のリソースの5割は企業案件にコミットしている。ありがたいことに素晴らしいクライアントに恵まれており、その方々と仕事を通じて得られる学びがとても深い。
これまでの私自身の人事の経験から様々な業界の担当者と関われていることや、経営者としてぶつかる壁など、沢山の学びを今現在も得ている。それらの学びが大きい為、インターン生にも社会人になる前に経験して欲しいという思いでクライアント案件や実際のアポイントなどにも許可をいただき同行させている。
クライアント案件では経営者の悩み、人事担当者の悩みをダイレクトに伺うことが多く、営業とは何か?課題解決に必要な手段とは何か?を考える習慣をインターン生も身に付けられる。問題解決に必要な視点をインターン生のうちから養うことができる。
SAIKAIの長期インターンを卒業するときには様々な社会人の方との繋がりも深くなり、卒業後も様々なご縁が繋がっていくのも魅力の一つである。
個人的に嬉しいのは、クライアントさまから「SAIKAIのインターン生の方々が一社目を経験した後、いつかご縁があったら弊社に入社して欲しい」と言っていただけることだ。こんな喜びがあるだろうか。
【インターンの魅力③ 生涯かけて再会したいと思える仲間ができること】
インターン生として1年間かけて共に乗り越えた仲間との信頼の深さは、他社に引けを取らないと感じている。
SAIKAIの長期インターンは仲間と向き合うことの壁にぶち当たり、逃げずに向き合い、段々とチームの一体感が出てくる過程を全員で体感している。最後の卒業式で最高の関係を築いたことを実感し合えるところまでの一連が経験できるのは、何より貴重なことだ。
長期インターンには全国から応募があり、全国の仲間とオンラインで業務を進めていくことが基本になる。関係構築をオンラインで求められるということである。
大人でも難しいオンラインでのチームビルディングを学生時代から経験するのだから、そりゃ大変!…という理解をしつつも、「人と向き合う」とはどういうことなのか、どんなスキルが必要なのかを体験し、もがき、考え、行動し少しずつキッカケを掴んでいく。
そして8月末にインターン生向けに実施する旅行という名のチームビルディング研修を通じて、更に信頼関係を深めていく。
ここでは全力で旅行を楽しみつつ、それだけでなくチームビルディングの要素を含めた遊びを沢山盛り込んでいる。
久々に再会出来た仲間と一つの目標に向かって取り組み、達成感を共に喜び合えるコンテンツを盛り込むことでチームの一体感も増していく。
そして夜は半年間の自身の振り返りを自己開示し、仲間からの労いの言葉を貰いつつ自分が今日という日まで苦しみながらも乗り越えてきたことを肯定し、そんな自分を支えてくれた仲間に対して感謝の気持ちを抱ける研修になる。
涙を流しながら自己開示をするような経験をしている学生は少ない。我々社会人でもそうだと思うが、自らの自己開示をチームの全員に受け止めてもらう環境を作ることで、絶対的な心理的安全性がチームに生まれ、これまでに経験したことがないほどの深い部分で繋がることができる。
この瞬間の多くで、インターン生も「SAIKAIのインターンを決断して良かった」と感じ、深い部分で自分の決断や仲間との日々の頑張りを肯定できるキッカケになる。
そんな研修を共に過ごすことで、残り半年という限られたインターンシップ期間を最高のものにするべく、仲間と共に決意を固め、カウントダウンをしながら活動に励む。
仲間同士の関係が深い部分で繋がれば、これまでしんどいと感じていた仕事も意外と乗り越えられるものだ。これまでは「ユーザーの為」「自分の成長の為」に実施していたところに、新たに「仲間の為に」という要素が増すことで今までにない原動力が湧き出て来る。
そう、仲間という存在が自身の仕事のパフォーマンスを向上してくれるというこの実感を持って仕事をしている社会人は少ない。
だからこそ人材育成の会社として、その経験をして社会人になってほしいという思いから実施している。
そんなこんなで気が付けば一年のインターンは本当にあっという間で3月9日の卒業式を持ってインターンシップを終了する。
前回の3月9日、先輩方がステージの上で卒業証書を手にしていたあのカッコいい姿。あの日を境に次は自分の番と一年前の今日の自分を振り返りながら頑張ってきた日々。そして遂に自分がその番になったのだとしみじみ実感しながら卒業証書を受け取る3月9日。
こうしてまた3月10日には次の世代へとバトンタッチをし、毎年更新されていくインターン生と共に代表の私は1年をスタートする。
創業日は4月1日、決算は9月30日ということで、弊社にもそれぞれに節目があるのだが、私にとっての一年の終わりと始まりは3月9日である。
その卒業式に向けて一心不乱に仲間と向き合うのだ。
いかがだっただろうか。
他社とはちょっと違ったSAIKAIの長期インターンシップの雰囲気を、少しは感じていただけただろうか。
長くなったので今回はこの辺りで。
次回は、【SAIKAIが手掛けるキャリア支援の存在意義とは?】について更に触れていきたい。これがSAIKAIの人材育成の根幹でもあるからだ。
それではまた。