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【イベントレポート】いつもの広場が、新たな繋がり&にぎわいの場に!本と笑顔と出会いがあふれた2日間【坂川ながるるブックマーケット】

10月26日(土)・27日(日)、JR・新京成の松戸駅にほど近い、春雨橋親水広場で『坂川ながるるブックマーケット』を開催しました。本記事ではその様子をお届けします。

戸定が丘歴史公園を中心に開催される国際芸術祭「科学と芸術の丘」と同時開催で、毎年まち中で行われている”カタリストイベント”として開催しました。
今年のテーマ「City of Artists 〜つくるをひらく〜」になぞらえ、古くから親しまれる表現の一つである【言の葉】をテーマに、本の販売はもちろん、物販や読み聞かせ、弾き語りやダンスなど、様々なもの・ことが集まるマーケットです。

【開催概要】
日時:10月26日(土)・27日(日)11:00-16:00
会場:春雨橋親水広場(〒271-0092 千葉県松戸市松戸1810-1)

出店者・出演者のみなさま

MARKET

りょうぶんどうおはなし会(良文堂書店)
ハリ書房
yanagi books
本屋 BREAD & ROSES
smokebooks
トトノイ人
マノウツワ
白いチューリップ
ユウブックス
・私設図書室 仙狸文庫
街のコーチング屋さん
おーい図書館
・蝉屋
・夜の行軍
・【マーケット内企画】言の葉の棚

WORK

まつどゼロウェイスト
白昼夢
岩田奈津季
・すみもとななみ(りょうぶんどうおはなし会(良文堂書店)
・塚本やすし(りょうぶんどうおはなし会(良文堂書店)
偶然の産物
smokebooksおはなし会

KITCHEN CAR

AMIGOS
旅するおやつ モクメウマ
そば粉のガレット グリシーヌ
・シベールの土曜日

「言の葉」を介し、ゆるやかな交流がうまれた2日間

古本や新刊書籍の販売をはじめ、自作のZINEや雑貨の販売、朗読やけん玉、モルック体験などなど……
23組の個性豊かな出店者さんが集まり、2日間のイベントを盛り上げてくださいました。

「ハリ書房」さんは、新刊書籍や文具をたくさん積み込んだブックカーで神保町から来場!キッチンカーの隣で書棚を展開し、注目を集めていました。

上:場づくり・まちづくりに関わる本を販売された「ユウブックス」さん
右上:「ことば」にまつわる本を販売された、常盤平のセレクト書店「本屋BREAD & ROSES」さん
左下:みのり台の「smokebooks」さんは、絵本をたくさん持って来てくださいました
右下:昔懐かしいレコードの音色を響かせていた「yanagi books」さん


松戸駅東口の良文堂書店による「りょうぶんどうおはなし会」さんのブースには、ゲストとして日替わりで絵本作家さんが参加。
絵本の販売やおはなし会のほか、似顔絵入りサイン会や工作ワークショップが開催され、連日たくさんの子どもたちで賑わっていました。


左上:「私設図書館 仙狸文庫」さんのけん玉チャレンジで、大人も子どもも白熱!
右上:「白いチューリップ」さんは、かわいい手作りのカレンダーやステッカーを販売されました
左下:「トトノイ人」さんは、「サウナ×人」を掘り下げるインタビューシリーズを販売
右下:ZINEやオリジナルグッズを販売していた「マノウツワ」さん
左上:オリジナルかるたで盛り上がっていた「街のコーチング屋さん」のブース
右上:図書館や言の葉にまつわる本の紹介・販売と参加型企画を行っていた「おーい図書館」さん
左下:たくさんの古本の販売や、朗読パフォーマンスをされていた「夜の行軍」さん
右下:ブックカバーやしおりを販売していた「蝉屋」さんでは、モルック体験が大盛り上がり

マーケット内企画「言の葉の棚」ブースでは、本の物々交換を実施。
葉っぱ型のカードに書かれた、前の持ち主の思い出やメッセージとともに、様々な本が並びました。

気になる本が見つかったら、お手持ちの本に思い出やメッセージを添えて、交換することができるという仕組み。
立ち寄った皆さんは、見知らぬ誰かの思い出をじっくりと読まれていました。


上:ごみ分別についての参加型紙芝居を披露した「まつどゼロウェイスト」さん
右上:インパクトのある姿で強烈な印象を残した「白昼夢」さんによる紙芝居パフォーマンス
左下:会場内を縦横無尽に使った「岩田奈津季」さんのダンスパフォーマンス
右下:「偶然の産物」さんの弾き語りライブでは、会場全体が穏やかな雰囲気に包まれました

川沿いのデッキスペースでは、絵本のおはなし会や紙芝居、ダンス、弾き語りなどのパフォーマンスが行われました。

特に紙芝居や絵本のおはなし会は、子どもたちに大人気!

「りょうぶんどうおはなし会」2日目のゲスト、塚本やすしさんによるパワフルなおはなし会に、子どもたちは釘付け
アットホームな雰囲気で行われた、「smokebooks」ともこさんによるおはなし会

「この子がこんなに集中して、最後まで参加できたのは初めてです!」
「それが絵本の力なんですよ」という、親御さんと出店者さんの会話も聞こえて来ました。

パフォーマンスが別の出店者さんの心に刺さり、出店者さん主催の別イベントへ出演をオファーされる……という嬉しい繋がりも生まれていました。



左上:南米ウルグアイ料理「AMIGOS」さんの前では、チョリソーの良い匂いが漂っていました
右上:「旅するおやつ モクメウマ」さんでは、米粉と豆乳のふわもちクレープを販売
左下:「そば粉のガレット グリシーヌ」さんでは自家製ベーコンのガレットコンプレットが大人気
右下:土曜日限定で、ポップコーンとドリンクを販売していた「シベールの土曜日」さん

通り沿いのエリアでは、キッチンカーの出店も!
広場まで良い匂いが漂い、通りすがりの方も思わず足を止めていました。


「いつもの広場」の、新たな姿を考えるきっかけに

今回の来場者数は2日間でおよそ1,200名!
近隣にお住まいの方を中心に、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。

来場された方からは、「いつも通るところなので、定期的に開催してほしい」「子どもをのびのびと遊ばせられてとてもありがたかった!ぜひ、事前に保育園などに告知してほしい」などの声が聞かれました。

会場となった春雨橋親水広場についてのアンケートにも、たくさんの方が参加してくださいました。

このほかに、今後どのようなイベントがあると嬉しいか、春雨橋親水広場がより良くなるためのアイデアについてもアンケートを実施。

「カフェのようなスペースがあると良い」「トイレや手洗い場がほしい」といった声のほか、骨董市、フリーマーケット、地酒やビールを楽しめるイベント、モーニングヨガ、音楽ライブやお笑いライブなどなど……様々なアイデアが集まりました。

普段の春雨橋親水広場では、犬の散歩やちょっとした運動、休憩場所や子どもたちの遊び場など、近隣の皆さんが思い思いに過ごしている様子を見かけます。

ゆったりと時間が流れる普段の雰囲気はそのままに、
「言の葉」を介して、たくさんの交流が生まれた2日間。

これからこの広場で、どんな「ながれ」が生まれていくのか楽しみになるような、この広場の新たな親しまれ方、活用のかたちが見えたイベントになりました。

(写真:Asuka Sato)


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