
門上武司の食べる仕事
牛を育てる人をAだとすると、その人たちがいなければBから先は成立しない。魚も同じく、獲る人がいなければBから先は同じこと。
飲食店から見れば我々は業者というカテゴリーで一括りにされ、無理難題な要求をされてきた過去がある。僕が経験したのは30年ほど前だが、おそらく今もあるんじゃないかな。
メディアは『生産者(A)⇔料理人(C)』という中抜きの状態で、我々(B)の仕事がクローズアップされることはなかった。
それがこの10年くらいで少しずつ変化を感じるようになってきた。我々の仕事に光を当ててくれる人が現れたからだ。その一人があまから手帖編集顧問の門上武司さんだ。
先日、静岡県主催・環境省や文化庁が後援の「ふじのくに 食と温泉文化フォーラム」に、前田さん(サスエ前田魚店)とトークセッションで登壇しました。モデレーターは2人をよく知る門上武司さん。直前に生配信があると聞かされ、言葉を選びながら話すものの、次第に地がではじめたらところで時間切れに。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20231102/3030022063.html
さて、11月29日(いいにくの日)に門上武司さんが、「食べる仕事 門上武司」を出版されます。ちらっと内容をお聞きしましたが、めちゃくちゃおもしろいです。僕と前田さんの仕事も取り上げてもらっています。Amazonで予約がはじまっていますので是非とも手にとってください。
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