枝肉相場は下落して内臓は値上げ

ここ2週間、枝肉相場は下落している。セリの回数にすれば3回だけ。3週間前はいつも通りだった。先日の共進会の様子は新聞にも掲載されていたけど、例えばこの相場が10回も20回も続くようなら大騒ぎしなければいけないが、正直たった3回の下落で、、と思ってしまう。農家は高く売りたい、買参人は安く買いたい、それがセリというもの。BSEや口蹄疫で嫌と言うほど経験してきたではないか。良い時もあれば悪い時もある。経営的には長期ビジョンを立てて、儲かる時にしっかり貯えることが必要だと思う。

滋賀報知新聞

高騰すれば値上げすればいいじゃないかと思うかもしれないが、そんな簡単に値上げはできない。いままでがそうであったように、うちだけではなくみなどこでも、ギリギリまで企業努力で踏ん張った。そして現在、飲食店が自粛で全体の動きが鈍く、相場が下落している。しかし、枝肉相場は下落しているのに、内臓は値上げという摩訶不思議なことが起こっている。この業界はむかしも今も理解できないことが多すぎる。