別れた元夫の話⑤
元夫は14人兄弟の末っ子。
兄弟は「別れた元夫の話④」に出てきたように皆ポンコツ。
これが、価値観の違いなのだろう。
「次借金したら離婚やで」を何度も繰り返したが、最後の借金は呆れて開いた口が塞がらないような事だった。
私は定期的に元夫の財布や郵便物をチェックしていた。
ある日、元夫宛にハガキが来ていた。内容は借金の返済関係。12月に3万借りた借金が、3月には30万になっていた。
借金した日の元夫の勤務を見ると、仕事で日勤。借金しにいく暇がらあったのか?
仕事から帰った元夫に確認。
借金したのを認めた。
仕事は子供が体調悪くて診てあげないといけないのでと職場に嘘をついて借金してパチスロにいったのだそう。
ギャンブル依存症だ。
借金したら離婚と何度も約束したが、元夫は家族より借金とパチスロを選択した。
離婚することが決まり、元夫が購入した家には私と子供二人で暮らすことになり、元夫がでていった。
慰謝料なし。
出ていく日の夜に言われた。
「昔からお金が無くなると借金して生活していた。借金せすにはいられないねん。」
これからは好きなだけ借金しろ。
別れた元夫の話⑥最終回に続く