別れた元夫の話①
9年前、私は離婚しました。
結婚生活は約10年。
10年のうち半分は好きじゃなかったと思う。子供が出来たら好きとか嫌いとかじゃなく、一緒に戦う戦友みたいなもんだけど、元夫は戦友ではなく、手のかかる子供みたいなもので、重荷でしかなかった。
結婚前から、お金にルーズなところがあり、不安ではあった。
結婚式は挙げないと言っていた元夫に、私は結婚式挙げたいからと、結婚式の費用は全て私が負担した。兄弟がやたら多い元夫で、結婚式に兄弟を夫婦で招待したら、なんと御祝儀が1組3万円しか払わない、兄弟も非常識な一族だった。
新婚旅行はオーストラリアに行きたいからと言い、新婚旅行代は貯めるわ!と言っていた元夫。準備期間は十分あったのに、新婚旅行代を振り込む時の元夫の通帳の残高は数千円だった。
新婚旅行代を借金して払おうと考えていたとのこと。
これも、私が2人分負担した。
もちろん、新婚旅行に行ってもお土産を買うお金なんか持ってないので、免税店で買ったタグホイヤーの25万円もする時計も、私が負担した。
長年働いて貯めた私の貯金はゼロになった。
それでも、これから貯めればいい。幸せになれると、私は思っていた。
別れた元夫の話②へ続く