ゴダール「勝手にしやがれ」
2022/6/8 鑑賞
勝手にしやがれ
À bout de souffle
監督ジャン・リュック・ゴダール
初ゴダールなんです。
これは映画館じゃないと!なやつだろう
と思いちょっと遠くの映画館へ。
前半から色々と、
(特にこちらに何か言ったところとか!)
きっと60年前めちゃくちゃ斬新だったのだろうと思いつつも、
映画に詳しくないのでどう金字塔なのかは不明のまま。
でもストーリーとしては、
2人の存在がそのままで既に良いし、
バカ男の様で魅力的なミシェルと、
パトリシアのかっこよさと複雑な女心。
普遍的とも言える男女の恋愛観の違いとか
最後のパトリシアの表情なんて、
若い男性の監督になぜ女心がわかるのかと驚く様な😌
いやあれはジーンセバーグの力かな
(とはいえ解釈は私の個人的な妄想ですが)
と、映画としての時代背景は解らずともジワジワよかったです。
昨日まで観ていた、
現代の映画の様な親切なストーリー運びと演出とは
正反対で、こちらに観る楽しみをくれる。
ましかし深い理解は出来なかったし、
レビューとかで「どこがいいの」という意見も超わかる。
で、
YouTubeで検索して「シネマサロン」さんの動画を拝見したら膝を打つ。
どこが当時斬新だったのかを話してくれてました。
このチャンネル良かったです。
また観よう。
気狂いピエロもまたどこかで絶対観ようと思うし、
(カラーだというのも楽しみ)
勝手にしやがれも、色々な映画を観てからまた
改めてもう一度また観たいな。
あと、30年前にパトリシアぐらいの歳だった私は、
これに影響を受けまくった世代が作った雑誌を
そうと知らずに愛読して影響を受け、
セシルカットの様にしたり、パトリシアみたいなファッションに憧れたりしていた、
その元がここにあったのかと。
そして、ミニシアターブームだったその頃に、
一番好きな映画は気狂いピエロだと言っていた年上のお姉さん。
あのお姉さんのお陰で、
沢山の名画のタイトルや監督を名前だけ知った(観てないw)
それをこれから辿ろうと思います。
あの人と今もう一度話してみたいなぁ、
と懐かしい気持ちになりました。