「アフター・ヤン」二度目。
2022年11月某日
#コゴナダ 監督
「アフター・ヤン」二度目の鑑賞。
細かすぎる考察(妄想)、
鑑賞後のかた向けの投稿になるかと思います☺︎
ほぼ独り言ですw
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二度目の安心感とワクワクで
始まる前から泣きそうでした笑
でも二度目の方がシリアスに感じて
音も映像も人々の表情にも更に圧倒された。
製造されてから今までの年月のヤンの中身が
切なすぎた。
一回目は今日ほどにはそう思わなかった…というか、
情報量が多すぎて自分の脳の容量が限界だったんだと思う。
(観てる間に圧縮して容量を増やすのは無理だ)
記憶はあっても理解が追い付いてなかったところが大量にあった。
勿論まだ大量にあるんだろう。
人生であと何回観てアレコレ考える事になるんだろうか😆
(原作翻訳して下さい🥺)
前回書いたのは記憶違いだった、って箇所も幾つもあった。
カイラもミカも、色んな国ふうの服を着ていた。
日本の絣風、チャイナ服風、
ラーメン、コチジャン、アジアごたまぜ。
やはり彼らは意識的に「アジア的」を取り入れてるが、
さほど深められてない事を、ヤンは指摘しない。
(映画祭で韓国人スターにコンニチワーと声をかけた欧米メディアを思い出す。
近い記憶ではアジア人が一緒くたにチャイニーズと呼ばれてのヘイトクライムも…)
そもそも「ミカ」って日本人ふうな名前なのも、
その両親の雑なアジア括り?それとも他の理由?
検索するとアメリカ原住民にもその様な女子の名前もあるそうだけど、
何か意味はあるのかしら。
インディアンもアジアから地続きの頃渡って行ったと言うし?
関係ないか〜
深刻に、決意を表すように、カイラがジェイクに何度か言う「本気出して」の意味は?
ミカは期限付きの里親なのか??
カイラの浮かない表情は…?
更に謎が深まってしまった。
私は会話の真意とかを考えるのは好きだけど、
ミステリーとか、影の組織が〜とか、
筋書きの謎解き作業はとても苦手。
でもノロノロと考えてみるのも楽しい。
この作品世界の中でのヤン(AIロボット)とクローンの、
反応や機能の違いも今回は感じた。
お隣のクローンの「速球」には少しクスリとしたが、
あれだって人間に置き換えてもさして変わらない。
クローンの特徴ではなく個体の性格なのでは?
と思ったけど、ヤンが親交を持ってたクローンのエイダ( #ヘイリールー )も
ジェイクに対して結構直球の物言いだった。
しかし感情の動きはAIよりクローンの方が人間ぽかった気もした。
ジェイクがAIはOK、クローンは嫌いという事についても前より気になった。
それはまるで「人種差別」との違いが危うくなってる気がして来る。
多様性家族を築いているジェイク…
しかしクローンだけ嫌い…スケープゴートでは…?
そう思うと、あの2人のクローンのちょっとした攻撃性は、
自分を肯定しない存在への反発なのかもしれない。
いやしかしだってクローン…だもんね…
倫理的な論議はやっぱり一筋縄ではないテクノロジー。
でも既に存在してしまった彼らの尊厳は?
存在させたのは誰?
じゃあAIロボットなら倫理的になんの問題もなし?
あああ堂々巡り…
というかネタが多すぎ😇
人造の個体(ヤン)のデータを深掘りすればするほど
生身の人間との差異が薄まって行く感じ…
研究の結果であるはずのテクノロジーを研究対象にして
人生を捧げる人間もいて…
エンドレスじゃん…
深すぎる😍
わたしエヴァンゲリオン知らないのだけど、
あれもこういうやつ?😵
「SF」に不慣れで、あるあるが分からない。
今回も一番引き込まれたシーンは「茶」を巡る対話シーン。
大人の男二人のようでいて、
人間とAIという圧倒的な壁や、
お互いの距離感を測り続けている緊張感もある。
あの…茶を飲んだ時の無機質な音は…?😢
カイラとヤンのシーンはもっと距離感がある。
カイラの雰囲気は、
いままでのステレオタイプでは夫役が担う固さ、
対してジェイクの足元の不確かさは
手仕事で自分探しをするハウスワイフのよう。
そして「蝶」、
今ジョシュアウォン #黄之鋒 の本で、
ちょうど今日、中国での蝶の意味について読んだところだった。
それが「無」であっても構わないとヤンは言う、
寂しさはプログラムに無いと言わんばかり。
でも表情がとても人間ぽい事をヤンは知ってるのだろうか。
そして鏡の中のヤン。
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やっぱり石焼き芋は店の外を通った。
最後にはヒグラシも鳴いた
田んぼの蛙も合唱し、
新幹線かロマンスカーが通った。
日本人への秘密のギフトのようだ。
ミカの言葉の他にも
中国人には中国人にだけ分かるギフトが仕込まれているのか?
アジアの混在、
#コロンバス も割とそうだったけど、
一人一人はさほど深くも、悟ってもいない、
普通の、市井の人々。
会話や暮らしの中に刹那現れる程度の本心。
とある記憶と、とある記憶の間の、
断絶、と繋がり。
人間の記憶、
ヤンのデータ容量、
前世と輪廻
そういう仏教的な考えに触れるものの、
「アジア人」と自認するヤンは「無」を肯定し、
逆にカイラが転生に希望を見る。
フー、だいすきw
まだ観に行きたい🤭
#アフターヤン
#映画記録