ゴダール「気狂いピエロ」
2022.6.某日
気狂いピエロ
PIERROT LE FOU
監督:ジャン=リュック・ゴダール
ジャン・ポール・ベルモンド
アンナ・カリーナ
50周年 2K レストア版
なるほど、勝手にしやがれが60周年で、
こちらは50周年なんですね、
今回は気狂いピエロが先の公開で、
その後に勝手に…となってるけど、
知らずに私はたまたま、
勝手にしやがれを先に見る事ができました。
初心者なので順に観れてよかった気がします。
相変わらず車をパクるジャンポールベルモンドとかクスッとしました。
遠くまで行った初めての映画館、
とても良かったなぁ。
トイレもそこに住めそうに綺麗にしていた。
コロナ禍で相当ご苦労されたのも想像してしまいます。
遠くてもまた行きたい。
古くて良い映画館、どうか続いて欲しいです。
内容と感想は、語り尽くされてそうだし今回省いちゃう笑
鑑賞記録ってことで。
それにしても、
18歳の頃に夢中になったベティブルー、
あのベティの赤いワンピースはこれのオマージュだったのかしら?
こちらはパリから南仏へ。
ベティブルーは南仏を脱出する。
久しぶりにまた観ようかしら。
ああいった、映像美とお洒落さと、
激情や詩情、生の苦悩。
そう言った事に熱く夢中になれた、
若い頃に観たかった。
これにもドップリ、夢をみるようにハマれたかもしれない。
人生が複雑になって砂漠化しそうな今の私には、
少し絵空事にも思えてならない。
社会情勢的にもね。
いえ、これは原作についての話かな。
映画監督は天才なのだろう。
あまり「昔に戻りたい」と思うことは無いのだけど、
こういった作品世界にのめり込むような瑞々しい感性を持った頃があったとしたら、
過去も美しいものと思えるかもしれないな。