宝塚記念

ずっと多忙ではあるので、簡潔に。しかし言いたいことが伝わるように。

全馬という形より多方面から。

まずコース形態

阪神2200と2000の1番の違いはスタート位置のプラスされた200が直線部分かつ下り部分であると言う点。やから上って即コーナーの大阪杯で外の馬が主張したところで先手は奪えないんやけど、宝塚はポジション欲しけりゃ間に合うのである。故に流れる。事実過去3年の前半3f比較

大阪杯　宝塚
36.9 34.7
36.4 35.5
36.5 34.4

このくらい違うのである。距離が伸びて前半流れる。今年の大阪杯は荒れた馬場で35.6と例年よりは流れたが、なら宝塚も遅く見ても35.5よりは速く流れるだろうってのがまず一つの根底。

で、このコースはラスト6地点から下りが始まる。後々触れますが、今回は開幕2週目。土曜のレースも前残り多発。前の意識があること、前に人気馬がいることを考えれば、例えばユニコーンライオンとかシロニイが絡まないとしてもクロノが近くでプレッシャー与える、また気性的に前進気勢の強いレイパパレ、これが逃げないとしても行く馬は玉砕覚悟であることを流れ続ける消耗戦になるやろなぁってのがまず大前提。

馬場状態

下位条件ではイン待機馬の構想目立ち、午後も外の差しも来ているが残った馬の時計面と差してきた馬の時計面を比較するならインの前が有利とは言えそう。

ここになぜ触れるかと言うと、例えば目黒記念は差し決まりやすい馬場状態の認識あって、みんな控える傾向。結果、ドスロー前決着。

三木特別はクラス考えれば淡々に流れた外回り。それをイン前で捌いたメイケイハリアーが逃げ切って、外で決め手のある馬は届いてない。水無月Sも四角3番手までの馬は1.4.5着で、全体時計も1.20.9だからまぁ時計はそこそこ出る、イン前有利と言う認識で良さそう。

で、結局有馬の内容見たらクロノは相当強いし別に語る必要もないって感じで、今回時計出る馬場としても秋天とかずっと流れる展開を外から行っての内容だからそこも対応はできてる。去年の宝塚なんかはラスト6から12.4-12.4-12.4-で宝塚としてはスローな内容。まぁバテてない馬たちが四角の位置取りそのままにみたいな内容ではあって。

で、前半が大阪杯より流れるレース35.5以下で流れるとして、ラスト6辺りから12前後で流れる質の消耗戦ってレースがクロノの戦績の中に一つだけあって、それがオークスなわけですよ。

となるとそこで先着してるカレンもまた軽視はできない。今回テンの部分で見るとユニコーンライオンなんかは過去1番早い前半3fでも36.0くらいの馬なので相当主張しないと先手は主張できない。

レイパパレの大阪杯が35.6でこれ重馬場であることとコース形態考えれば35.0くらいが妥当。クロノは去年が35.4、国内の秋2戦は38.0くらいで入ってはいますが、馬場と勝ち馬見る形を好むルッメの性格を考えれば35.5〜36.0くらいかなと言った感じ。春天組で1番前にいたのがカレンブーケドールで、36.1。距離を考えれば相当早い内容で、戸崎騎手との過去２戦は共に主張してるから今回も2〜3番手には付けそう。

で、問題はレイパパレなんだけども。

正直わからないってのが大前提で、未経験オブ未経験なんですよね。ただ流れるやろなぁ、とは言えこの馬が一番テンは速いわけで、大阪杯はスローからマイル質になりやすいレースなんだけどモズベッロが突っ込んできてる質のレースなわけで（マイルよりの質ならサリオスとかあの辺がもう少しやれるはず）なので人気馬は平気で切りがちな私を持ってしてもこれは切れないと判断。モズベッロとの差は今回はもう少し詰まるかもね、くらいの感覚。

で、宝塚ルメールだよなー。ほんまにノーチャンスな馬ばっかやったかって言われるとそんなことはないと思うしテンプレのように「最後止まってしまいました」と言うてたのが3〜5年前、ここ2年は無駄に控えすぎて差し届かずの吉田豊リスペクト。大阪杯のグランも速くなるとこを外から行ってるし、地方交流重賞見てても思うんやけど、ルッメは小回り下手なんちゃうって私は思ってる。

誰が猫に鈴付けに行くのかでレースの質はかなり変わってくるんだけど、これがルッメならクロノの適正にはハマりそうだけど、悠長に控えたら差し届かずの未来はありそうだなって思ってる。

で、レイパパレはようわからん。クロノはルッメが怪しい。で、能力的なものと先程触れたポジション面の優位性を考えた時に

◎カレンブーケドール

これを私の結論とさせていただきまする。

長々とありがとうございましたー。