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当たって砕けて海外文学

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海外文学の積読にひたすら体当たりしてどこまで小さな石ころになれるか試しています。
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#海外文学

そうかこれが世界文学か

まるで詩のようだ、と思った。読んでいるとフワフワとした気持ちになって、少しずつ言葉に絡め取られていく。そんな感じだ。 イーユン・リー『夢から夢へ』(「GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03」所収、早川書房、2016年) 前回で予告したとおり読んでみた。が、いわゆる「文学的」な感が強く一読では掴みきれない作品であった。なので、同じ作者の短編集『千年の祈り』の訳者あとがきを読んでみる。外国文学の訳者あとがきや解説は、作者の略歴などをきちんと書いてくれていることが

それはいつかの青春の

読みました。『スタンド・バイ・ミー』(スティーブン・キング、新潮文庫)。 途中の、知らないカタカナの固有名詞が立て続けに出てくるあたりで「これだ、これだよ、これが外国小説の苦手なところなんだ」とクラクラしたりとか、「○○なのさ」みたいなアメリカ文学特有(だと私は思っているが私だけだろう)の訳に気持ちが置いて行かれそうになったが、いや、でもやっぱりいい小説なのだと思う。 思う、とぼんやりした表現になってしまうのは、細部とか構造とかまで深く読み込めていないからなのだけれど(と

海外小説を端から読んでみる

私の本棚には海外小説がいろいろとあるが、実際に読まれたものは一部だけで、多くの本はいやゆる積読だったりお飾りのようだったりする。 学生時代に外国文学を囓っていた関係で買った本、面白そうだと思って買った本、話題なっていた本、格好つけて買った本など集めた理由は様々だが、読もう読もうと思っているうちに気がつけば何年も経った。 そしてその間にも本は増え続け、「ああ、読んでいない」という後ろめたさも積み重なっていった。 このままだと読まない本に侵食されるだけでなく、「外国の小説も