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当たって砕けて海外文学

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海外文学の積読にひたすら体当たりしてどこまで小さな石ころになれるか試しています。
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#本

そこには痛みを伴う読書があって

アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読んでいる。が、遅々として進まない。この本は数ページずつの小さな章に別れていて、それをできるだけ毎日、何章かずつ読んでいるのだが、できることなら一度にたくさん読み進めたい。のに、それができないのだ。 捗らない、という話は前にもしたことがあるので「またか」という感じだが、今回は理由が違う。その理由は、外国文学云々ではなく、タイトルにも入れた通り、この本の抱える「痛み」のためだ。 本書を読んだことのある人ならよくわかると思うが、時代と環境によ

それはいつかの青春の

読みました。『スタンド・バイ・ミー』(スティーブン・キング、新潮文庫)。 途中の、知らないカタカナの固有名詞が立て続けに出てくるあたりで「これだ、これだよ、これが外国小説の苦手なところなんだ」とクラクラしたりとか、「○○なのさ」みたいなアメリカ文学特有(だと私は思っているが私だけだろう)の訳に気持ちが置いて行かれそうになったが、いや、でもやっぱりいい小説なのだと思う。 思う、とぼんやりした表現になってしまうのは、細部とか構造とかまで深く読み込めていないからなのだけれど(と

『スタンド・バイ・ミー』が進まない

ある程度予想はしていたが、予想通り過ぎてがっかりだ。まあ人間というのはそう変われないのだから仕方がない。 外国の小説を読むぞ、こんにちは海外文学、さようなら積読と言って表向きは意気揚々と始めてみたものの、結局腰は重いままで、新潮文庫のスティーブン・キング『スタンド・バイ・ミー』の「はじめに」を読んで、「スタンド・バイ・ミー」を読み始めて、まだ冒頭の部分なのに一旦閉じて、気がつけば私はカレー沢薫を読んでしまっていた。 それはスティーブン・キングよりもカレー沢薫の方が面白い、