搭乗して世界旅行した
この記事は劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズのネタバレを大いに含み、その前作となる劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダムからうたの☆プリンスさまっ♪というコンテンツに触れた人間の感想である。
ふんわり時系列で書くが、あまりきちんとしていないのでそこはご容赦いただきたい。新鮮におもれ〜!になったので1オタクの備忘録として残しておこうと思う。マジでよかったので見てほしい。正直これに尽きる。
マジLOVEキングダムから先、ゲームに触れたりアニメを観たりはしたもののコンテンツを転々としていたため、次の映画やります!ST☆RISH単独のやつです!の告知から気づけばまたうたプリの映画の季節が来たか……という、記憶は保持しているもののほとんど振り出しに戻ったような状態になっていた。初日にしっかりと搭乗したオタクが映画の面白さもさることながら、ただのCG技術オタクも見た方がいい、とツイートしていたため、おっこれは1番観ておくかとなったのである。
某ラジオで映画の前の予告って凄い長いんだよ!という話を聞いたばかりだったので、マジで長いなと思いながら待機していたが、見知った作品や世話になっている声優の方などが出演されていて普通に祈りのターンになった。いつもお世話になっております、今後ともよろしくお願い致します。
田舎地元映画館にしては大きなスクリーンをとっていただいており、マジLOVEライブ上演(無発声応援上映)ではあるが昼の回だったので人、来るのか……こんな片田舎に……と半ば心配していたが割と来た。
ロゴが映し出されて上映の前アナウンスがあり、あ〜!こうだった!の気持ちがブワリと蘇ってきた。なんで自分の年齢の回数観に行ったのにそんなことまで忘却できていたのか不思議である。適度につけられたループモーションを眺めながら、今回のキーワードとして「旅」「航空」があったことを思い出す。そういえばメンバーでハート作ってた、でっかいやつ……
オープニング
ウワーーヤッターーーーーーーー!!!!!!航空機だーーーーーー!!!!
初手の空港から機内に乗り込み、皆(観客)のところへ行く、のターンでこのCGの顔や造形の良さを思い出したと同時に、1番に思ったのがこれである。当方工業製品のCGのことが大好きであり、アイドルコンテンツでCG航空機のことをこんなにガッツリ観られると思っていなかったので大喜びである。しかも一人一人に!?いいんですか!?という気持ち。航空機で陣形組むのはやっぱロマンだよな……。リアル寄りにしてるのも好きなんですが、アイドルたちに合わせてリアルの塩梅を調整されてるCGっていいよね……。
飛行機が気づいたらステージに着陸しており、会場広!になってしまう。今回はでっけえSを描いてるんだ〜!てかドセンに地球いる!博物館みてえだ!嬉しい!になってしまい、かなりもうこの時点でお腹いっぱいである。機材とのバランスを考えないで物を浮かせたりできるのが2次元アイドルの強みである。有難い。ここまでかなり丁寧に見せて頂いたので、本当に上映時間1時間なのか……?ということに疑いを持ち始めている。
M1-マジLOVEスターリッシュツアーズ
テーマ解説の歌だ〜!無発声だし楽しめるかな……と半ば心配していたのが杞憂なほどデカい会場の歓声。完全に立場がライビュである。会場の熱量がここまで伝わってくるのでこちらが歓声を出す必要がないという音量のバランス、素晴らしいな……。今回も本当にクオリティが高いな〜と思いながらダンスなどを見ておりましたが、今回カメラワークの切り替えがエグい。多いのもあるだろうけれども、切り替えが目まぐるしい。ステージ構成や振りの関係もあるけどスゲ〜となり、公開2日目に関わらず完璧な全列のオタクに脱帽していた。ペンラすげ〜かわいい。
曲の良さはさることながら、相変わらず客のしたいこととアイドルにしてほしいことをわかっているな、という要素を全部盛るとこうなるのか……という一種の完成形を見せられている気持ちになった。
MC
安心を覚えるMC。パンフレットの製作陣インタビューを読むと各アイドルの動きや画角の感じ、要素のテンポ感に非常に納得がいく。マジLOVEキングダムの用意されていた尺と今回の尺はおそらく自由度がかなり違うと思うので、ST☆RISHのオタクはこのわちゃわちゃを見ることで実家を認識するんだろうなあ……と思いました。(夏休みの作文?)
ソロ曲
各曲の言及というよりはこちらも総括になるが、「見てきた」人たちにとって見たいものが与えられていそうな演出だな〜!という感じがビシビシ伝わってくる。そしてこんな感じなんだ、というか今はここに辿り着きました、という結果の見せ方がちゃんとしてんな〜と思ってしまったな……。
振り付けや小道具、バックダンサーまで、多方面のオタクに矢を放っていて満遍なく死んでいたし、偉いなと感動したのが神宮寺レンさんの相手役がトルソーであったことです。誰のヒンシュクも買わん演出や……と思いましたが、トルソーに嫉妬する人、多分いるな。申し訳ない。
どの曲も初見でパフォーマンスを観たんですが、アイドル一人一人に国という要素が音楽としてもダンスや演出としてもが関わってきて、それが繋がって全体の世界旅行に総括されるという流れがね めっちゃいい〜 最後に帰国するのもいいよね 帰宅のことが大好きなので……。
ユニット曲
同じものを違うテイストで表現するけど調和はとれている、という対の構造のことを嫌いなオタク、いるか!?(オタク誇張表現失礼)どっちにも参加の余地があり非常に楽しい、初見オタクもつい手拍子打ってしまう。ST☆RISHさんはいっしょに、みんなで、ひとつにというものを掲げているグループだなと思うんだけれどもどれもそうだな〜となり、非常に楽しかった
全体曲
あ!偏光布!!
光を受けて偏光になるあの生地、いいよね〜!というかCGだと綺麗に輝かない微妙な角度というものを抹消できるの、ハチャメチャにいいな…… 最初は地球の中を転々と旅行していく構成の後に、ステージの地球を中心に外で歌い踊ることで地球の外というか 宇宙まで行けるというステップアップを表現するってすげ〜。名前に星の名前がついているだけある、演出に抜かりがねえな……。
やった〜!衣装チェンジだ〜!
絶対脱ぐ!という形の衣装からピタッとした衣装が出てくるのって本当に良い。慈養強壮に効くな……。背中のパーツの隙間からきらめきが噴出されて飛ぶの、2次元のアイドルにしか出来ないよ〜、めちゃくちゃいいな〜 補助具の制約がないため会場のどこにでも飛んで行けるのってめっちゃいいよね。会場のオタクも嬉しいと思う。
会場のオタクについて、マジLOVEキングダムの時から思っていたんだけど今回のマジLOVEスターリッシュツアーズでより強く感じたことが、画角として観ている我々(三次元のオタクたち)と会場のオタクたち(画面内の光たち)がリンクしているところがあり……おそらく無発声なのもあって客側の歓声を代弁しているという側面と、同じ画角が我々には見えないところにあるモニターで会場に共有されているという設定が全編通してある……のか?と思いました。自分でもよくわからんくなってはいるんだが、映画館のスクリーンの画角が共有されてないと見えんくね?という部分があり……これは会場の光たちがめちゃくちゃ視力いいか設定としてそれが見えていることにしているかなんですけれども……まあ本当にどちらでもいい ただこれがすごく見てるオタクにはとても良い効果を産んでいることは間違いなく 有難いなと思うと同時に 会場での景色も気になるよねとは思う。
マジLOVEスターリッシュツアーズの前段階としてTVや配信サイトで配信されてる旅の始まりというものがあり、劇場で観てから帰宅して家で視聴したんですが、登場人物にマジLOVEキングダムに行ったんだ!という子供が出てきて会場どんなだった!?ってめちゃくちゃ聞きたくなったな。どう見えた?どのブロックにいた?どこから観てた?ねえ教えて、教えてくれ……。
どうしても劇場で観たものをまま円盤化するので、会場であっただろう別の画角が入ることは無いんですよね。そこがいいのもあるし、そこが寂しいところではある 特典でついてきた定点カメラの映像のことを一生擦っているオタク、間違いなく存在するので……。費用かけて別角度編集も見たい!が、映画館でお出しされているものがベストな編集なんだろうとも思い……しかしながら……違う画角でも……アイドルたちのこと観たいんだ……傲慢で強欲だから……。
あと足音!今回スゲ〜〜〜〜!と素直に感動したのがCGのクオリティもそうなんだけど音響で、神宮寺レンさんの曲振りなどもあるけど足音が!かなり鮮明だった、足音って普通のライビュだと大体ステージの材質上あんまり鮮明に聞こえることないから貴重〜〜!ありがてえ〜!し、それを意図してやっているのもわかってすごくよかったな……担当の足音のこと考えて眠りたい夜もあるもんな……ありがてえ……。
今回地味に嬉しかったのが、エンディングスタッフロールの後、アンコールまで入っていることです ヤッタ〜!
スタッフロールの後に入れてくることが良く……しかしトータルでアンコールまで入れて完成する、というのが良いよね……。セットを全部稼働させるのめちゃくちゃアンコールにしか出来ない贅沢さである。航空機できて船でアンコール回るってのがいいよね マジLOVEキングダムは陸路だもんねと考えるとここでもう移動手段全部出されていて網羅を感じます。
たくさんST☆RISHのこと見れて嬉しかったなあ、そして技術の結晶のカットも何気に多くてそこも楽しかった!前列にいたおそらく昨日も観たであろうオタクの人々、熟練のコンサートライト使いをしていただいて非常に楽しかったです。今度はおれがその””光””になるよ……。とりあえず昨日出ていたセットリスト2をポチりました。次はちゃんと予習して臨むぞ〜!
ひとまずここで終わりますが、おそらくダラダラ感想など追記します、悪しからず。