嵐の活動休止が悲しい
2020年をもって嵐が活動を休止する。この知らせを受けた時から今までずっと、ふと思い出しては悲しくなっている。
嵐の熱烈なファンかと言われれば、実はそうではない。
ファンクラブ会員でもなく、新曲をリリース毎に購入しているわけでもなく、テレビ出演、雑誌などのメディア露出を追っているわけでもなく、嵐オタの人からしたらライトofライトなファンである。メンバーが出演しているドラマを追うこともあるけれど、大体は新曲披露の音楽番組はチェックして観るくらい。
嵐との1番古い記憶は中学生の頃である。同じ部活の同級生が熱心なファンで、当時やっていた深夜番組(Gの嵐〜嵐の宿題くん)が面白いと勧められ録画して見たり、新曲を聴かせてもらった。ライトなファンとして嵐を応援していた。(ちなみに同時期に私はポルノグラフィティに熱烈にハマり立派なガチオタとなった)
そんな私が初めて行ったコンサートは嵐だった。
大野くんとニノと松潤しか顔と名前が一致していないままのアラシック福井公演への参戦。
何故か翔さんと相葉ちゃんの見分けがついていなかった当時の自分が理解できない。連れていってくれた従妹に、コンサート中に何度も今あそこにいるのは翔さんか相葉ちゃんかどちらかと尋ねまくった覚えがある。
スタンド後方席でオペラグラスも持たずに参戦したけれど、初めてのコンサート、初めて見る芸能人の姿がキラキラしていて、ふわふわした高揚感があったことを覚えている。
その直後、花より男子のヒットなどもあり、嵐は急速にブレイクしていった。私も全員の顔と名前を一致させることができた。みるみるうちに、嵐はSMAPに次ぐ国民的アイドルになっていった。かつてコンサートに参戦したことがあるのが奇跡なほど、チケットは取りにくくなっていた。
話は逸れるが、度々ツイッターなどではこのような話が話題になる。
14歳の時に私が聴いていた音楽。ポルノグラフィティ、椎名林檎、嵐。
この3組については、年齢が倍になった今でも、新曲がリリースされるたびに進んで聴いている。
しかし嵐の休止報道を受けて、今でも新曲を聴くことができているのは、現在も活動しているからという至極当然なことに気付かされた。
そして、新曲をコンスタントにリリースし続けてきてくれたことに感謝した。
活動を休止したら楽曲が一切聴けなくなるわけではないが、新曲が世に届くことは、しばらくない。
新曲リリースのたびに出演していたいつもの音楽番組で嵐のパフォーマンスを見ることができなくなるのは悲しい。
2020年、嵐は活動を休止する。
このニュースが発表されてから、ずっと心に引っかかったまま、もうすぐ2021年がやってくる。
失うことがわかって初めて、自分が想像以上に嵐のことが好きだと知った。街頭で嵐の姿を見かけると嬉しくなったり、嵐の楽曲を口ずさんだりする時間があるということに気付かされた。嵐の姿に元気付けられてきた瞬間もあった。
いつまでも、これまでどおり嵐は活動を続けていくと思っていた。
特に、アイドル界の頂点にいるといっても過言ではない嵐がその座を離れるなんて思ってもいなかった。こんなに早く失うなんて思ってなかった。
正直、まだ休止発表を受け入れられていない。
けれど、大晦日のファイナルコンサートで、きっと彼らは笑顔で「またね」と言ってくれる。
5人の決めた決断をきちんと受け止めて、私も2021年の彼らを応援したい。
BGM YouTube限定公開 アラフェス2012
箱推しですが贔屓は松潤です。ラブシチュTABOOシェケを家宝にするためアラフェス円盤を買いました。全編通して本気で買って良かった。2020年買って良かったもののタグつけます。いいですね?