いわゆる再開発反対運動について
初めに
最近各所で行われる「再開発」に対し、ネットを使った「反対運動」をよく目にする様になった。各事業の土地の所有者は自治体、長らく米軍に接収され返還された土地、神社の土地など様々だ。彼らの主張を一言で言えば「木を切るな!」である。これを私は「樹木真理教」と名付けた。彼らの多くは"changes.org"で署名活動をして、カンパを集める。所謂「自然派」がそれに乗じて「連帯!」「拡散!」と広がっていく。そしてほとんどの場合「政治問題化」していく。
特徴
この手の反対運動は、工事開始直前に起こっているケースが多い。
自治体は三里塚の教訓の教訓を生かし、計画発表後、地域住民にアンケートを取るなど、広く意見を聞いている。
反対派は「突然」や「勝手に」などといかにも周知せずに工事を開始した様な印象操作をするが、公式ページを見ると何年も前から公示をし、計画の段階から地域住民に対し、アンケートを取ったり説明会を開いていることがわかる。日頃自治体の広報などをチェックしていないと「知らなかった」となる可能性はあるが、今そんなに熱意を持って反対するほど地域を大切にする住民ならば、「なんで知らなかったの?」と。
これら反対運動では工事の公式ページの紹介はほとんどされていない。何故かというと上に挙げたようにきちんと手順を踏まえて進めているから、それを載せると自分達の主張のおかしさがわかってしまうからだろう。
厄介なのは、反対派は一部の写真を切り取ってXなどのSNSにアップロードして、事情をよく知らない「自然派」にアピール。
最近はSNSで所謂「バズった」後、実はその真相は全く逆であった例が散見される。収益化を目的にしているとしか思えないケースもあるようだ。
この反対運動もそれに似た部分があるように思えてならない。
今後実例を挙げて検証をしていきたいと思う。
以下、事業体の公式ページを紹介する。
恣意的な切り取り情報に飛びつき、署名や募金をする前に、事業の目的、告示方法、地域住民へのアンケートなど時系列にそって理解する必要があるのではないか?