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2024川崎フロンターレU-18 全選手短評 前編【監督スタッフ・GK・DF】
どうも、sakです。今季は念願のフロンターレU-18アウェイを全制覇しました。そのせいで『今度のトップはどうするの?』という聞かれ方を観戦仲間からされるようになって来ております(笑)
早いもので今年で3回目の川崎フロンターレU-18プレミアEast出場全選手短評になります。
今年も幾人のフロサポユース893ラバーに書いて頂きました。執筆、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。皆様にこの、書き手によるユース愛溢れた文章を楽しんでいただけたら幸いです。
そして
親でもないのに、
このnote読んでるそこのあなた
十分にユース893ラバーの素質があります(笑)
いつか推しへ言葉を残したくなったら、このnoteに寄稿してくださいませ。お待ちしております。
では、スタート。
目次を付けておきますので、気になる選手から読んでもOKです。選手評はプレミアEastに出てる選手を基本としてます。また記名がない選手評はわたくし、sakが書いてます。
【監督スタッフ】
■長橋監督
ついにトップのヘッドコーチになるとリリースでました。2016にA級ライセンスを取って以来S級に進む雰囲気がなかったので、トップには関わらず育成畑に骨を埋めるものかと思っててすいませんでした。
U-12⇨U-15⇨U-18と同じアカデミーでも指導する内容は変わってきます。その指導でもっともプロに近いU-18で2022年、プレミアEast初昇格初優勝を飾ったその手腕と育成力を買われてのトップ異動でしょう。フロンターレイズムを選手に伝えられる人材と評価が高かったことが見て取れます。
そもそもJユースだけに『個』を伸ばすことに優先順位があるなか、個人戦術、チーム戦術だけでなく『勝つ』ことを選手に叩き込みました。数年前はひとりもトップ昇格なしという学年もありましたが、ヤスさんになってからは毎年昇格選手を輩出してます。その手腕をトップチームで発揮する25シーズンは今から楽しみ。ヤスさん、トップでもタイトル取ってくださいね。
なおこのタイミングでのトップ異動は卒団する3年生へ
『4年後トップで待ってるぞ』
というメッセージだと勝手に解釈しております(笑)
■佐原コーチ
今季はJユースカップで長橋監督に代わり采配を振るいベスト4まで進出しました。その姿を観ていたので、来季はU-18なりU-15で監督をやるんだろうなぁと思いきや、まさかのトップへ異動でした。
近年、ユースからの昇格は、高井、ナガネ、由井、土屋と後ろの選手が多いです。新3年生には林くんや関くんといった昇格候補のタレントがDFに控えてます。その育成力、指導力を買われてのトップ異動でしょう。そのトップは失点が減らない状況で、守備陣の立て直しという命題は佐原が担うこととなりました。長橋監督同様にトップでの活躍を祈念して止みません。ヒデちゃん、頼むよ。
■浦上コーチ
ガミさんはいつも変わらぬ雰囲気でキーパー陣に接してる姿を拝見してます。今季は16番GK松澤成音くんと19番GK井澤明己くんの2年生ふたりでリーグ戦を戦い抜きました。
主軸の松澤くんは試合を重ねる度に、ゴールキックの飛距離が伸び、回転が安定していく姿をみて、この裏にガミさんの指導があるんだなぁと感服しておりました。来季は守護神争いに岩田くんも絡んでくることですし、日本一の称号を掲げて植木くんも昇格してくるはず。良い競争を期待してます。
■玉置コーチ
フロンターレの育成コーチは25シーズンで21年目という長く下部組織を支えて頂いてる。三笘や碧の入団時の監督な気がするし、三好板倉も近くで見てたかな。あんまりメディアにでないけど、風呂上がり達のU-12時代の話とか聞いてみたい。
今季、支えた長橋監督がトップに異動なので、次のU-18の監督候補である。順当にいけば、玉置コーチかU-15を日本一に導いたベティさん。フロンターレアカデミーの生き字引のような玉置コーチのチームを再び観たいものである。
■池田トレーナー
今季は山中くん、土屋くん、加治佐くんと大きな怪我をした選手が多かったので例年よりさらに大変だったのではなかろうか。その一方で、ユースっ子が青森山田他高体連に当たり負けしなくなって来ててAnkerフロンタウン生田という施設をフル活用すべく池田トレーナーも動いてるんだろうというのは想像できる。接触による怪我は仕方ないけど、筋肉系の怪我予防など今後も努めてほしい次第です。
【ゴールキーパー】
■1番GK山本健翔
山本くんは息子さんが選手権に初出場されるHiromixyさんにお願いしました。息子さんもGKだけに山本くんへのエールは期待に溢れてます。レギュラーとるところを自分も見たい。
ユース最後の挨拶で『自分は上手くないしただデカいだけの選手』と自己紹介してました。学校では学級代表やったり運動会では応援団長を務めるなど活躍していたけど、ジュニアユース時代から怪我に泣かされあまり活躍できなかった選手。クラブユースでも(恐らく)張り切ってアップをしている中、骨折して悔しい涙を飲んだ… 本人はいつかスタメンに…と思っていたはずで、残念でならない。
大学ではジュニアユース時代のGKとまた合流する事になるけど、負けずに今度こそはスタメンを勝ち取って欲しい… 頑張って応援しています!
■16番GK松澤成音
今季は開幕から2年生の松澤くんが守護神を務めた。反応の良さは随一で、それ触れるの?っていうスーパーセーブを何度も何度も見せてくれた。シュートの瞬間決まったと確信した相手選手が頭を抱える回数が多かったこと。春先は安定しなかったゴールキックも夏すぎから距離がグンと伸びて、回転も安定するようになって成長をダイレクトに感じられました。一時調子を落として井澤くんにポジション奪われたけど、すぐに取り返した。また1年、井澤くんと良い競争をしてほしい。また、Jユースカップでベンチ外だった松澤くんが関くんと応援に来てスタンドから声を出して指示してるのをみて、人間性良いと見て取れました。あと陽キャなのね(笑)
■19番GK井澤明己
2年生にして192㌢ある井澤くんはポテンシャルの塊である。現代GKの大型化に沿った高さと手の長さを持ってる。まだ線が細いのは仕方ない。身体はここから作ろう。今季はスタメン1試合90分のプレータイム。ホームFC東京⇨アウェイ前橋育英と連敗で井澤くんにチャンスが来たアウェイ市立船橋は、ATに同点弾を喰らってしまう。返す返すもあの試合のクローズは甘かった。いや、今季は昨季から続く甘いクローズの悪癖を拭いきれなかった。井澤くんもチームの悪癖に飲み込まれた。市船戦に勝ってれば井澤くんのプレータイムは伸びたろうし、松澤くんと立場が入れ替わってたかも。FPと違いポジションがひとつしかないGKを選ぶ選手はそれだけで尊敬に値する。自分がサッカー選手ならGKは選べないなって感じるのである。
■21番GK岩田幹太郎
このnoteはリーグ戦に出てる選手を書くのをベースにしてるんだけど、出場ゼロの岩田くんを書くのはそこはもう編集者権限で(笑)
昨年のU-15クラブユースを帯広で観戦したんだけど、好きなタイプのGKだったので来季へ期待を込め残します。またクラブユース準決勝ではスタンドから大声で指示を出し応援してる姿を見て、こういう選手は応援するしかないなって。2年では松澤くん井澤くんに割って入る活躍を期待してます。
【ディフェンダー】
■2番SB柴田翔太郎
柴ちゃんはsuezyさんに書いていただきました。わたしのTLで最も柴ちゃん愛に溢れていたのでオファーした次第です。
柴ちゃん
突然、衝撃が走った
2022年10月15日(土)午後、場所は等々力陸上競技場
その日わたしは小学生の息子と一緒にU-18高円宮杯プレミアリーグEAST第18節(vs横浜FCユース)を見に等々力を訪れていた。ユースの試合観戦は実に10数年ぶり。今、どんな子がいるのかと試合前にアップをするユースっ子達を眺めていると、キラキラと輝く子が一人。「なんだあの子は!」一目惚れさながら雷に打たれたような気分だった。
柴田翔太郎くん
高校1年生(当時)でまだ幼さが残る面持ち、身長はさほど高くないものの、目を見張るほどのしっかりした体格を持ち、ピッチで駆け回る姿に心を奪われた。
それからというもの、現地に行けずともチームの試合結果と柴田くんの活躍を追いかける日々を送った。年代別日本代表に選ばれれば、国際試合での活躍に歓喜すると同時に、うちの子になるんだからまだ世界に見つからないでと願った日もあった。いつかトップチームで戦う柴田くんを、柴田くんのユニフォームを着て応援する日が待ち遠しくなった。
そして2024年、柴田くんのトップ昇格の吉報を今か今かと待っていたが、その知らせが届くことはなかった。
あれだけ活躍してもトップ昇格が叶わない狭き門。悔しかっただろうな。それでも柴田くんはこのクラブが好きだと、4年後必ずこのクラブに帰ってくると言ってくれた。
だからわたしは、4年後の「約束の時間」を信じて待つ
今年、ユース893ラバー界に突如降臨した『親でもないのに』というパワーワード、suezyさんにそのまんま当てはまります(笑)
妻「そういえば広島行くって言ってたね…今週アウェイって川崎じゃなかった?」
— 今日のむいむい (@mui_king) December 5, 2024
私「今日はユース」
妻「え?有給取ってユースの応援?」
私「そう」
妻「親でもないのに??????」
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 親でもないのに!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ pic.twitter.com/gXPabHFGFt
僕自身は今季、ずっとXで 『柴田翔太郎のトップ昇格を諦めない会』活動を展開してきましたが、残念ながら大学進学を最終節後の挨拶で明言しました。なので活動も最大4年間、延長します。最近の大学4年時はプロに移行する選手も増えてますから、“最大”4年です。
何が足りなくてトップ昇格できなかったかは、クラブから伝えられてるはずです。一方で同じポジションの静学・野田くんがトップに加入。こんな悔しいことはないでしょう。だからこそ柴田くんには『足りない何か』を埋めて、野田くんを超える成長を期待せずにいられません。帰ってこいよ〜
■3番CB山中大輝
2年の夏に膝を怪我して、約1年ぶりに復帰しましたがそのあとはまた試合から離れてます。そんな山中くんは川崎そだちのだいちさんにお願いしました。
DF3 山中大輝
6月30日プレミアリーグEAST第10節、青森山田戦。
2-0で迎えた後半37分、約10カ月ぶりにピッチに立った山中大輝。
「お帰り!」。復帰を待ち続けたサポーターからは、そう声がかけられた。
昨年7月24日の日本クラブユース選手権ヴァンフォーレ甲府U-18戦で左の前十字靭帯を断裂する大けがを負った。
それまでは、プレミアリーグEASTの前半戦全11試合に出場。強度が高く、粘り強い守りと、正確なフィードも披露。個人としては、初めて臨むプレミアリーグの舞台で、出場時間を伸ばし続け、土屋櫂大、林駿佑とともに最終ラインからチームを支え続けた。
長いリハビリを経ての復帰戦が、青森山田という、屈指の強度の高さを誇る相手との試合となったのも、長橋康弘監督やコーチ陣からの「大輝ならばやってくれる」という信頼や期待が表れていたように思う。
2-1で勝利した後、選手とスタッフとの恒例のハイタッチ。「大輝、お帰り!」。笑顔でそう声をかける長橋監督の姿がそこにはあった。
「今日の失点シーンも、自分の後ろのマークのところでやられてしまって」「佐原コーチからはまだ試合感覚が戻っていないと言われてしまって」。試合後の取材に、失点にも絡んだ自分のプレーに、反省の弁も述べていた山中。佐原コーチの言葉にも、山中自身の言葉にも「まだまだこんなものじゃない」「もっとできる」。そういった思いが表れていたのではないか、と思う。
その後の鹿島アントラーズユース戦でも、途中出場。日本クラブユース選手権でも、メンバーに入り続けた山中だったが、夏が明けたときに、その姿はピッチにはなかった。
またも負った大きなけが。再びピッチから離れる日々が始まる。
それでも、加治佐海や山本健翔といった、同じくけがからの復帰を目指す選手たちと、残り少なくなったアカデミーでの日々を少しでも良くしようと、試合に臨むチームメートを励まし続けた。
「自分は今、けがをしていて、最終節も試合に出ることはできないのですが、サポーターのみなさんと一緒に、このメンバーをサポートできるよう全力で自分も頑張っていきたいと思います!」。等々力での第21節、昌平高校戦後、そう呼びかける姿があった。
川崎そだちとしては、U-12時代からDFとしてプレーする姿を、記し続けてきた。
フロンターレアカデミーでの日々の最後が、出場することなく、終わったのは本当に残念に思う。
だからこそ、また見たい。再びピッチに立ち、強力なFWを抑え込むところを。
その日が来たのなら、たとえ、離れていても多くの人が、口にするはずだ。「お帰り!」「待っていたよ!」
そっかー鹿島ユース戦以降、また姿を見れなくなってたので心配してたけど怪我でしたか。23シーズン前半戦のチームMVPは山中くんにあげたいくらいの活躍だったからなぁ。大学では怪我なく4年間過ごしてほしい。
■4番CB林駿佑
今季世代別代表に呼ばれた闘将・シュンさんである。闘将系の選手はフロンターレアカデミーにはめずらしい。常に出してる声も武器にする2年林くん、セットプレーではずっとアラートを発してますし、先輩だろうが遠慮も容赦もなくコーチングします。3年の柴ちゃんに『シバ、遠い』とか普通にコーチングする姿は頼もしいの一言。
林くんはとにかく穴のないCBで、対人もカバーもコーチングもロングボール対応も全てにハイレベルで、且つキャプテンシーもあります。来季のキャプテンは林くんで決まりと言い切れるU-15時代のキャプテンである。1年時から3年生の由井航太へコーチングしてた林くんは最上級生になったらもう全体を動かしまくるんだろうなぁ。
チームの悪癖であるATの失点をトップダウン型意思統一で防いでほしい。例えは古いけど、試合中の軽率なプレーにはドゥンガみたく怒鳴りまくるくらいでいい。それが似合うシュンさんだから、後ろからチームを支え優勝へ導いてくれ。期待してます。
PS きっと沖縄キャンプに帯同するので、プロに混ざりどこまで通用するかを確認してきます。26シーズン昇格候補のひとりだからね。
■5番DF土屋櫂大
この世代唯一のトップ昇格を勝ち取った土屋くんは、『どうも私です』で始まるnoteで有名な葉月りょうさんにお書き頂きました。
土屋くん
2年の頃には既に「プロの香り」がしていた土屋くん、いよいよ本当にプロへの道を進むことになりました。U-18ラストイヤーになった今季はキャプテンマークも巻き、より頼もしい背中になりましたね。CBとしての素養がある選手だなと思います。
プレーの質は高水準を維持できていると思っていて、パフォーマンスの良さがそのまま評価されて年代別代表にもコンスタントに名を連ねるようになっています。谷口彰悟の系譜は引き続き感じる。あの後ろから刺すパスとか、高い最終ラインを統率できる視野や判断力とか、セットプレーの決定率とか。とても谷口彰悟。贔屓目無しにロスを目指せる立ち位置にはなってきたのではないでしょうか。
身体のラインはまだまだ細いけれど、学生の間はある程度仕方ないかなとも思うし、ヒョロヒョロしていた板倉くんがあんなにも頼もしく世界で戦える選手になったことを考えれば、まだまだ懸念事項にするには早いだろうと思います。上背はある程度あるし。
プロの世界に飛び込んだ彼が今後どんな風に輝いていくのか、とても楽しみです。
ロングボールのヘディングを簡単にクリアせず味方に繋げるあたり、完全に彰悟の系譜。1年時、ナガネが累積で初スタメンを飾った桐生第一戦でチャンスを掴み、そこから4試合スタメンを守ったこととか懐かしい。2年時はU-17W杯でもレギュラー、今はU-19に飛び級で呼ばれてる世代屈指のCBとなりました。
また今季、フロンターレU-18にとって最も貴重なゴールを決めたのも記憶に新しい。クラブユース準決勝vsアビスパ福岡U-18、後半ATの82分に起死回生の同点ゴールを柴田⇨土屋のホットラインで決めました。PK戦はお互い1本も外さずに9人目までいったことで記憶に残ってるフロサポも多いことでしょう。こういう際で決めれるのがトップ昇格の真髄。トップでも勝負強いところをみせてほしい。
PS 強く苦しめられたアビスパ福岡U-18、プレミア昇格おめでとうございます。優勝したガンバもプレミア昇格。今となっては昇格して然るべきというクラブユースの結果でした。
■15番SB関德晴(カン ノリハル)
関くんがメンバーから呼ばれてる『ノリ』は『徳』ではなく旧字の『德』なのでフロサポみんな、よろしくね。そんな関くんは長くユースを応援してるちろちゃんさんに書いて頂きました。関くんは2年にして全試合スタメン、3年を差し置きチームで1番プレータイムが長く、ヤスさんからの厚い信頼を感じます。
戦術班でもないのに関くんも書かせてもらい申し訳なく思います。
一年生の時関くんのプレーを初めて見た時はとてもワクワクしてロマンを感じました!
ドリブルでスルスルと駆け上がってゴール前に行く姿はあのジェジエウの真夏の大冒険を思い起こすような感覚でした。
あの細い体のどこにそんな力を秘めているのかと思うほどゲーム終盤まで勢いよくサイドを駆け上がって上げるクロスは早くトップでも見たい選手の1人です。2種登録早くーー。高身長、足の早いSBは魅力です。あとボールを長く拭かなくてもたくさんの助走を取らなくても長い手から繰り出されるロングスローもあります。
青森山田で聞いた終盤疲れてる恩田くんへの『恩田GO‼️』は最高に笑わせてもらいました。来年も後ろからその掛け声で恩田くんも走らせて、関くんのクロスからのたくさんのゴールが見たいものです。もちろん関くんのゴールもね!
関くんはロマンです。関くんも26シーズン昇格候補として沖縄キャンプに帯同すると読んでるので、プロ相手にどこまで通用するのか楽しみ。
180㌢を明らかに超す長身SBは、いろんな会場で他校のコーチや選手から『左SB、ヤバっ』って注目されてました。“拭かなくても”投げれるロングスローは、関くんが持ったら『投げれるぞ』って警戒されてましたしね。そんな試合中に関くんが恩田くんへ放った『恩田!ラーメン食いに行こうぜ!』は大笑いしました。関くん、恩田くんと仲いいね(笑)
終了間際、体力を振り絞り同サイドへ駆け寄ってくる恩田くんへかけた関くんの一言が今日のハイライト。
— しぶまる (@shibu117) November 24, 2024
「恩田!ラーメン食い行こうぜ!」
ヤンフロナイス勝利! pic.twitter.com/tNLQ7t3Jah
■23番MF楠田遥希
楠田くんはフロサポユース893ラバー界隈で最も沼の底にいらっしゃるセイネンさんにお願いしました。他Jユース、高体連、大学まで幅広く育成年代を追う姿には尊敬しかありません。
また登録はMFなのでMF・FW後編対象なんですが、ブレイクしたのはCBなので前編に載せてます。
楠田遥希くん
土屋くん、柴田君、矢越君らに注目が集まるこのチームにおいて、非常に重要な選手であったことを声を大にして叫びたい。
2年生楠田遥希くん。ポジションはCBもしくはボランチ。
彼のプレーをしっかり見れたのは、第2節のアウェイFC東京U18戦。土屋君不在の中、CBのスタメンに抜擢された楠田君。チームは4バックだが、右CB林くんを開かせ、左SB関くんを降ろし、自身が中央に構える3バックへの可変をスムーズに実行できるだけでなく、そこからのビルドアップで試合をコントロール。相手のロングボールは大きくクリアにするのではなく、頭でも足でも味方に繋げていたのが印象的。
また矢越君とダブルボランチを組む試合もあり、表現が正しくないかもしれないがこれが"たまらなく良い"。CB経験からくるであろう抜群のポジショニングと危険察知能力。矢越君に中央から前は任せ、自身はそれのサポートに回り、矢越君がかわされたらすぐさま刈り取りに出る、なんといっても繋ぎがめちゃくちゃめちゃくちゃに丁寧なあの"黒子タイプ"は、代表でいえば守田英正、トップチームでいえば河原創か。
2年生ながら今季22試合中20試合に絡み出場時間は1412分と、FPではチーム7番目の数字。昨年リーグ戦の出場時間は0分だったことを考えると、凄まじい勢いで経験を積んでいるが、試合中は表情を変えずに淡々とプレーをし、もはやチームに落ち着きをもたらす選手の一人である。スタメンでも、そして途中交代としても非常に非常に重要な選手の一人。
来季はCB/ボランチのどちらが主戦場になるかは分からないがどちらにしてもチームのキープレイヤー。25シーズンのヤンフロはここ近年でも屈指のセンターラインが誕生すると勝手に思っているが、このチームに注目すると共に彼の"いぶし銀のプレー"にもぜひ注目してほしい。
土屋くんがトップのCB不足にて麻生に拉致帯同したチャンスを1発で掴んだのが楠田くん。本職ボランチですがCBでプレータイムを積みました。来季はボランチ主戦かと個人的に予想してます。DFラインの前のボールハンターを堪能したいです。
■24番SB柏村涼太
絶対的レギュラーの柴ちゃんがU-18代表スペイン遠征で不在のホーム尚志戦、チャンスを摑んだのは2年の柏村くん。この抜擢で来季、右SBの最右翼というのが分かる。前任の柴ちゃんが偉大すぎる攻撃型SBだったので、どうしても比べられてしまう不幸をそのクレバーなプレーで早く覆してほしい。
柏村くんは使われるのが上手いし、カバーや組み立てもハイレベルにこなせる。タイミング良く最終ラインから抜け出して ゴールを決めたJユースカップ予選vsパルセイロU-18は忘れられません。これは柴ちゃんにはないプレー。お見事でした。
Jユースカップではキャプマも巻くくらいですし、来季主軸期待のひとり。そのイケメンぷりを更に輝かせるプレーを期待してます!!
■29番CB藤田明日翔
楠田くんに続いて藤田くんもセイネンさんに書いて頂きました。
藤田明日翔くん
直近アカデミーから昇格したディフェンス陣には高井幸大、松長根悠仁、由井航太、土屋櫂大くんらがいるが、またしても現れたフロンターレの将来を担う次代のCB。
それが1年生藤田明日翔くん。今後、彼の名前を聞くタイミングが増えてくるのではと思う。
プレミアリーグEASTデビューは、9/15のアウェイ前橋育英戦。トップ昇格の土屋くんとのコンビ。公式には179cmとあるが、見た目のフィジカルでいえば土屋くんとすでに同等かそれ以上に見えた。またプレミアに対応できるスピードと強度も兼ね備えており、将来が楽しみだと思えた選手。デビュー戦では惜しくも負けてしまったが、ポテンシャルの塊であることとそしてフロンターレの未来であることを示した。
リーグ戦では前橋育英戦含めて5試合連続でスタメンフル出場。またU16日本代表としても10月/12月と招集されており、良い経験を積めたシーズンだったのではと思う。
来季はぜひとも年間通して出場するのを期待!もっともっとプレーが見たい!この先が非常に楽しみな選手!
来季のCBは林くんと藤田くんでしょう!!と言い切れるくらいのパフォーマンスを披露してます。27シーズン、昇格候補のひとりです。フロサポの皆さん、名前を今から覚えておきましょう。
■31番DF山川陽平
今季は17節vs横浜FCユースで初スタメンを飾った山川くん、個人的にはSBCBかと思ってたらボランチでの出場でした。ただチーム状態も悪く試合展開から前半で交代になってしまう。チームの不調の煽りを食らってしまって不憫でした。
個人的に山川くんはU-15クラブユースでの印象が強い。右足から対角にきれいなサイドチェンジを通しててびっくり。遠くを見れて、そこに蹴れるのは大きな武器。すばらしい。プレミアは前からのプレスがキツイけど空くであろう裏の“そこ”へ蹴れるならチームとして戦術に組み込める。来季、キーマンになりそうな匂いのする山川くんである。
監督スタッフ、GK、DF編はこれでお終いです。MF、FWは後編になります。そちらも最後まで読んでいただければ幸いです。
なお過去のnoteは下記になります。3年生の昨年一昨年はどうだったのか成長が気になるサポさんはご一読ください。