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10年前に骨髄バンクに登録した人に通知が来た話 ー適合したよー

おおよそ10年前に骨髄バンクに登録しました。献血をした窓口で誘われて登録しました。ただ登録しようと思ったのはもっと前です。それは10年よりももっと前の話。

2チャンネルで私は百合系の話を読み漁っていました。付き合い初めて嬉し恥ずかしの話や同性同士で付き合う事の葛藤や親に子供を見せれない事の悲しみや苦しみ、そしてそれらを乗り越えていく尊さは大変素晴らしい物でした。そんな中あるカップルの話を見ました。他のカップルと同様に付き合う前も付き合ってからも苦悩と喜びとに満ちていました。そのカップルのうち片方の子が再生不良性貧血にかかってしまったのです。

恋人が徐々に弱っていく報告。そして最後には悲しみに満ちた呟きで更新は途切れました。もちろんその話が作り話かもしれませんし実は更新するのが面倒くさくなって終わらせる為にでっちあげた嘘かもしれません。でもそうかもしれないけど、そうじゃ無いかもしれない。私はこんな素晴らしい人が死んでいく可能性に直面し何かできる事を探しました。自分が少し頑張れば助かる命があるならするべきだと思いました。だから私は登録しました。


そしてついに通知が来たわけです。数百人から10万人に1人の確立で適合したという事です。随分と前に登録したので当時の熱量が続いているわけもなく通知が来て正直言ってびびってしまいました。もっと言うと面倒に感じました。ここまで熱い事書いておいて「それかい!」と突っ込見たい気持ちもよく分かる。ですがよく分からない事はやっぱり怖い。とりあえず通知書類に同封されていた冊子に内容が書いてあったのでそれを読んだりGoogleで調べたりツイッターで検索しました。


骨髄提供する場合は3泊4日で末梢血幹細胞提供の場合は通院で行う場合は2~4日間通院したあと、1泊2日~3泊4日程度の入院となる

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どういう事をやるのかわかってくると落ち着いて考えることが出来ました。そして自分の向こう側に辛い経験をしている人がいる事に思い至りました。

なんとなく根性論っぽくて好きな言い方では無いしキャラでも無いけど「甘い事言える立場ではないな」と思いました。死に直面している人のことを思えば多少の苦痛は耐えるべきだろうと思い協力する事にしました。通知書類に同封されていた返信用封筒を返すと調整役の人から電話があり書類について細かいやりとりしました。その後に医師から電話があり問診を受けました。今までの既往歴や外傷の経験など細かいヒヤリングを受けました。骨髄を採取するときはうつ伏せになって腰のあたりから取るため腰痛があることも心配されましたが軽度なので大丈夫でした。そして最近トレーニングしている為プロテインやマルチビタミンを飲んでいることを伝えました。私はマイプロテインやi-Herbという外国のサイトで購入しています。しかしこれがよくなかった。楽天市場のような日本の商社を通して買うのならOKらしい。というのも日本では未認可の成分を使っている可能性があり患者に対してどのような影響があるか確認する事が難しい為だそうです。日本厚労省と各国の規定が違うのはしょうがないんですが思わぬ落とし穴でした。ただ海外輸入品はほんと安いので日本製品もどうにか安くして欲しい。マイプロテインは本当に安い。マイプロテインは1kgを1,400円台で買えるのにSAVASは1kg4,000円前後なのでコスパにめちゃくちゃ差がある。安いのがあればすぐにでも国内製品に乗り換えれるんですけどね。

今回の話を聞いて見て初めて分かったんです下記リンクの通り日本骨髄バンクからのお知らせの通り個人輸入のものはサプリメントでも駄目です。

私と同じように海外の安いサプリメントを使っている人は駄目だし(トレーニングしてる人の中で海外品を購入してる人は結構いるので結構駄目な人多いかも)、海外に居住や長期滞在してる人は登録していても結局提供できない事になる人が多い可能性があるという事ですね。下のリンクだと長期滞在者は渡航先の地域・期間によって対応が異なるみたいですね。でも海外骨髄バンクに登録している人も二つ目のリンクの通り提携を結んでいるから可能性自体はあるみたいですね。

今回は提供出来ずに終わってしまいました。1年間は登録保留という事になりました。

ちなみにこの件の2週間後に私のHLA型と合致する人向けに成分献血してほしいと赤十字から依頼があったので行ってきました(今回と関係あるのかどうか分かりませんが)。他の人が提供することになったのかそれとも誰も提供出来ないまま終わったのか分かりませんが患者の方に一刻も早く平穏な生活に戻れることを祈ります。私に何が出来るだろか。


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さじん@nenrikisousui

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