日本語教師としての自分の価値は?
こんにちは。日本語教師のさじここです。
私の記事をお読みくださっている方の大半は日本語教師として働いている or 働きたいと思っている方じゃないかと思います。
そこで、みなさんにお尋ねしたいのですが、日本語教師としての自分に値段をつけるとしたらいくらですか?
日本語を教える1時間の労働にどのぐらいの値段をつけますか?
①「本当は1時間3000円以上はつけてもらいたい」
②「まだ新人だから1800円ぐらいが妥当なのかも…」
③「授業準備をいれて考えると5000円はもらわないとやってけないよね」
こんな感じで考えた人もきっといるのかな…と
上記の3つの意見には「自分の希望価格」と「市場の相場」が混ざっています。
①と③は「自分の希望価格」で、③は「市場の相場」になります。
商品の価格は需要と供給、そして「市場の相場」で決まります。
日本語教師の価格も同じで、やっぱり市場の相場はあります。
具体的には、「未経験者」は「1800円スタート」
東京都内の日本語学校の求人をみると、たいていこう書いてありますし、これは私が日本語教師を初めた頃からあまり変わっていません。
でも市場を変えてみると、「相場」が変わります。
例えば、italkiの新人の日本語講師の相場はだいたい「1500円前後」です。
コミュニティチューターになると「1000円前後」。
市場が変わると、相場が変わります。
そして、面白いのがオンラインの場合は「付加価値」をつけやすいです。
italkiなどのオンラインプライベートレッスンは自分でレッスン価格を決められるので、例えば「中国語で教えられる」みたいな他の人にできない付加価値があると、市場の相場よりも高くレッスンを売ることができます。
italkiで教えるようになってから、私は自分の「付加価値」を意識できるようになりました。
私の場合は大学院を出ている、人事経験があるのが強みだということが分かって、何に焦点をおいてレッスンをPRすればいいかわかるように。
そのおかげで、わりと高めのレッスン(例えば、就職面接)を予約してくれる人やコアな学習者がいます😊
そういう意味では日本語教師として一発逆転を狙いやすいのかな…と。
自分のファンを増やせば自分でレッスン価格をあげられますから。
日本語学校だとそうはいかないですよね😅
そして、これは日本語学校や大学に就職したい、転職先を探すときも活かせる!!
自分の市場価値を知っているかどうかで、相手との交渉の仕方も変えることができますよ。
日本語教師としてキャリアアップを目指すなら、人が真似できないことやスキルを身に着け、自分を安売りしない方向にもっていくのがいい。
これは、日本語学校のベテランの先生に言われました。
「ずっと時給が低いと嘆いていても変わらない。さじここ先生が、人とは違う何かを持っていないと他より時給を上げるメリットがないでしょ」
そう言われて、なにも言えませんでした……😱
正直悔しかったです😥
学校の非常勤の待遇改善には、学校との交渉が不可欠です。
交渉のカードを用意するには、まず自分の「市場価値」を調べましょう。
その方法は、オンラインプラットフォームで副業してみるのもいいですが、一番手っ取り早いのが…
他の学校の採用試験を受けに行く!!
一発で自分の市場価値がわかります。
そして、今いる組織のメリット・デメリットも見えるはず。
もし、採用試験でその学校のほうが魅力的だったら今の学校をやめればいいと思います!😁
案外、今の学校のほうが待遇がいいかも…と思うかも??
もし、今の学校を辞めたくなったら、以下の私のブログ記事↓を読んで自分の置かれている状況を整理してみてください
https://sajicoco.com/japaneseteacher-retirement_1
「井の中の蛙大海を知らず」になっている人って割といる気がします😅
実は「自分の価値ってそれほどでもなかった…」と気づけるとこれからの日本語教師としてどうやってやっていけばいいか見えてくるんじゃないかな…と。
反対に「実は自分のスキルって高い?!」って思えたらもっと自分を売り込んでいけると思います。
今はとてもわかり易い日本語のYouTubeたくさんありますから……やっぱりそのあたりをしっかり考えていかないとな…と今私は考えています(自戒をこめて)
今後ますますこの業界もYouTubeでもAIでもできないことが求められていきますから😅
生き残れる日本語教師を目指してともに頑張りましょう!
こんな拙い文章を最後までお読みくださりありがとうございました😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?