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料理教室を始めるまで①
初めまして。
地方で料理教室を主宰して10年目の
「おさじ」と言います。
noteでは、料理教室運営についてや、お教室の日常やお仕事のあれこれを綴っていきます。
今回は、
・なぜ料理教室だったのか?
・調理師学校に行った理由
について、お話したいと思います。
私の経験はあくまで一つの例に過ぎないですが、今後お料理教室を主宰したいと考えている方にとって、少しでも役に立てたら幸いです。
はじめに
私は小さな頃から料理の道に進みたかったわけではありません。
料理の道に進むなんて、考えたこともありませんでした。
ぐるぐると回り道を経験して、お料理の仕事についたお話です。
社会人4年目、将来への不安
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社会人4年目の頃。
今とは全く違う仕事をしていた私はふと、
「ずっと、このままでいいのかな?」
と、自分の人生に少しずつ疑問が湧いていました。
当時の職場では人間関係も良く、特に不満はなかったけれど、やりがいのようなものがなく、どこか漠然と将来に不安があったんだと思います。
「何か専門性のある仕事がしたい」
その頃、「クウネル」や「リンカラン」などの、”丁寧な暮らし”を紹介してくれる雑誌に出会い、中でも美味しそうな料理を作る人に憧れを抱き始めます。
「私もこんな人になりたい」
とはいえ、何から始めて良いやら分からず、まずは仕事後の時間や休日を使って、食にまつわる資格を取ることにしました。
まずは、出来る事から!食に関わる事を学ぼう!
当時の私は、何になりたいかも分からないまま、とりあえず勉強を始めました。
料理教室に興味を持つ、そして学校へ
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料理の先生との出会い
そんな時、新聞広告に入っていたカルチャースクールのチラシに載っていた料理教室の写真に目が止まります。
そこには、身体に優しく、心のこもった美味しい料理の写真が載っていて、その写真を見た瞬間、とくん・・・と心が動く気がしました。
早速問い合わせると、残念ながら料理教室は満席。
しかし、その先生が月に数日カフェを開催していることを知ります。
早速予約をし、先生の料理を食べて、「私がやりたかったことはこれだ!」と確信を持ち、意を決して先生に話しかけました。
「アシスタントにつきたいです。募集していませんか?」
そこから1か月後、料理教室やフードコーディネートの撮影時にお手伝いという形で呼んでいただけることに。
仕事は続けながら、料理を学ぶ生活が始まります。
その後、先生のお教室にも参加でき、料理教室の魅力に触れる日々。
充実した生徒さんの表情を見て、漠然と「料理教室って、素敵だな」と思うようになっていきました。
調理師学校を検討し始める
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先生の仕事を間近で見るうちに、先生と将来のお話も少しずつするように。
ある日先生から、
「料理の基礎を学ぶために、調理師学校に行くといいよ。アシスタントにつくと、私の色が付いてしまう。それよりも、学校で基本を学んで、そこから経験を積むのがいいんじゃないかしら?」
とアドバイスが。
先生自身も社会人を経験後、調理師学校に入学。
その後、料理家のアシスタントについたり、飲食店で経験を積まれていました。
「先生が辿った道を私も辿ろう・・・」
その頃には、長年勤めた仕事を退職。
早速入学の手続きをし、翌年春には地元の調理師学校に入学をしました。
調理師学校で切磋琢磨
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学校とバイト漬けの日々
平日の昼間はホテルの厨房でバイトし、夜は夜間の調理師学校で勉強。週末はケーキ屋さんでバイトをする生活が始まりました。
せっかく料理を学ぶのだから、できる限りの時間を料理に費やしたいと思い、ひたすらに学び・吸収したかったのです。
当時29歳。
決して早くないスタートだからこそ、目標を設定して、短期間でできる限りの事をしようと決めていました。
調理の基礎・応用と学ぶ
調理師学校では料理の基礎・応用と学び、今の私の礎となりました。
自己流ではなく、基本と理論を学べたことで、料理を作る時の視点が身についたように思います。
調理師学校は実習4割、座学6割。
私は仕事しながら夜間で通うことを選択したため、専攻はありませんでした。
そのため、日本料理・西洋料理・中国料理を学ぶことになります。
何もかもが新鮮に映り、大人になってからの勉強は大変!と思いながらも、少しずつ出来る事が増えていく実感がありました。
今思い返しても、あの時思い切って学校に通ったことは良かったと、胸を張って言えます。
この選択をしたことで、私の料理の基本が叩き込まれました。
卒業後は、料理講師の見習いとしてスタートすることになります。
長くなりましたので、今回はここまで。
まとめ
今回は、料理教室を始めるまで①と題し、将来への不安~調理師学校までをお話しました。
今後は、学校を卒業し、料理講師になってから独立までをお話します。
お読みいただき、ありがとうございました。
おさじ