24/9/23 犬を納める
「犬をつくる会」というのがある。
小さな個人書店でのイベントで、なにかしらの犬を作っていくと展示してくれるのだ。小さな押入れが展示スペースになっていて、一昨日見にいったときには、店主の作った紙粘土の犬たちが点々と配置され、上方に渡された棒からは常連客とおぼしき誰かの編みぐるみ犬が下がっていた。バルーンアートの犬を模したもので、すばらしく上手い。
わたしにはそんなものは作れないけれど、知ったからには参加したい。
買ったきりろくに使っていなかったウィリアムモリス柄の紙をつかって、切り紙の犬をつくることにした。紙をたたんで、犬の絵を描き、鋏で切る。開くと何匹もの犬がひとつながりになって、立っていたり跳ねていたり。他愛もない遊びだが、お店に持っていくと、とても喜んでもらえた。一昨日まで少し寂しかった押し入れは、犬たちも増え、犬に関する本も展示されてずいぶん賑やかになっていた。
店主と少し話をして、本を一冊買う。
チャールズ・ディケンズ他 夏来健次編訳
『英国クリスマス幽霊譚傑作集』
おまけにすももの飴をもらった。
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