24/9/24 短歌

ここ数日、一日一首短歌を詠んでいる。
別になにかに目覚めたとかではなく、たまたま流れてきた誰かのツイートが面白かったから。毎日お題となる単語を出してくれるアカウントがあって、その単語を使った、あるいはその単語から着想を得た短歌を各々作る遊びらしい。始めてみれば結構たのしい。ただ、お題の他に自主的な裏テーマみたいなものを考えているのだけど、ちょっと苦しくなってきた。

「パフェ」
パフェの天辺にチョコクランチを載っける係
二時の方向に敵を発見
「叫び」
グラスから微かに「きゅう」と音がする
溶けてなくなる氷の叫び
「好き」
目玉焼きは両面軽く焼くのが好き
瓶からこぼれた錠剤を食む
「パスタ」
足元に見えない尻尾を感じつつ
皿の端からパスタを巻き取る
「怪我」
湯につけたとたんじゅわりと痛む指
特に怪我したつもりもないのに

可能なかぎり「エモい」的ななにかから逃げたいという意思が感じられる。