ギンビスさんの「しみ込ませる技術」が私は欲しい
スーパーに寄って、なんとなくお菓子コーナーへ。
「何か食べたいなぁ」と思うときに目に入るものは、本当に求めているものなのだと思う。
そして、そんな私の目に留まったもの。
大好きなギンビスさんのお菓子。
購入品はこちら。
幸せのかたまりたち。
ギンビスさん、好きなんです。
何がそんなに好きなのかというと、なんといっても「しみ込ませる技術」。
子どものころ何度も食べていたたべっこどうぶつ®。
幼いながら、母親と英語の文字を見ながら動物を当てるゲームをした。
美味しくて学べるお菓子。甘いバターの香り。
大人になるにつれて、たべっこどうぶつ®を食べる頻度は減ってしまったけど、大人になって気づいたギンビスさんのとんでもない技術。
それが、「しみ込ませる技術」。
コーティングではなく、生地に完璧にしみ込んでいる。
コーティングももちろん好き。
チョコレートのコーティングなら、口に入れた瞬間にチョコレートの味がやってきて、その後にクッキーの味が来る。
硬めの食感の後に、サクサクサクサク……
しみしみのクッキーの食感は「じゅわサク」。
噛めば噛むほどじゅわじゅわ味が出てくる。
この長続き感が私にとっては最高。
いつの間にか夢中になって味わってしまう。
そんな「しみ込ませる技術」。
「癖になる」とは、なんか違う気がする。
「食べるとテンションが上がる!」というよりは「安心する」。
じゅわじゅわ心にしみ込む美味しさ。
食べるとほっとするから、また食べたくなる。
(結局、癖になってるのかもしれない)
ああ、美味しい。
「しみ込ませる技術」。
キャリアコンサルタントとして、ライターとして活動している私にとって、本当に欲しい技術なんだと思う。
キャリアコンサルタントとして、カウンセリングやコーチングを学べば学ぶほど、技術や知識だけではやっていけないと実感している。
ライターとして、記事を書けば書くほど、「伝わる文章とは?」という命題が付きまとっている。
無理やり入り込むのではなく、会話やことばを通して、その人の心に「じゅわじゅわ」しみ込んでいく。
そんな技術が、私は欲しい。
誰かが一息つきたいとき、少し休みたいとき。
存在自体が安心材料になるような、ブレイクのお供になってくれるような存在。
目の前にいる「その人」に集中すること。
そして、その人の「今」をしっかり見つめること。
何を求めていて、どんなことがその人の安心につながるのか。
私の声かけや質問が。
私の紡ぐことばひとつひとつが。
その人の心にしみ込んでいって欲しい。
ほっとして、立ち上がって、進み始めて。
また疲れたときに、また戻ってこれるような。
長続きするような関係が築けるといいな。
そんなことを考えながら食べていたら、いつの間にか空だった。
でも、私はまだじゅわじゅわ美味しい気持ちで満たされていた。
またスーパーに会いに行こう。
引き続きお世話になります、ギンビスさん。