セイフティネットは既に
このままで、なんとかなるのでしょうか。荒れ狂う嵐の中、放り出された気分です。どうすればいい。誰か助けてくれないか──
政府は何をやってる。うまい話はないのか。そして、騙される私たち。こんな時こそ、賢者さまのお知恵を是非。
陽気な音楽でパワーアップ(*⌒▽⌒*)
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『確かに、我が国の社会保障制度は、なかなか優秀だと思います。でも、どうしたって、不安と不公平感は残ってしまうのです』
「そりゃ仕方ない。在り方じゃからな」
『え。これも在り方なんですか』
「不安と不公平感が先にあるのじゃよ」
『なんですって( ̄▽ ̄;)』
「例えば雨が降る。傘を差しても水滴は体を濡らす。そこで雨を呪うのじゃ。違うかね。空一面を覆う雨雲には目がいかん」
『な、なるほど。そういうことか』
「雨雲は不安のメタファーじゃ」
『賢者さま、流石にわかります』
「何を言うとるか。わかっとらんぞ」
私たち、目の前で聳え立つ難事に怯えます。緊急事態宣言や給付金の配分で心騒ぐ。でも、本当の原因は他にあるのです。
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『もちろん、このままでいいはずない。何とかしなくちゃとは思うんですよ』
「ほれほれ早速。浮かぶ想いがその証拠」
『あ。これもやっぱ、在り方ですか』
「このままではダメという在り方じゃ」
『そっかぁ。このままじゃダメって在り方だから、なんとかしなきゃいけない状況に見えちゃうんですね。成る程。これはまさに、目から鱗、鼻から既成概念だな』
「わっはっは。鼻水と一緒に、既成概念を流し出せたら、自由自在になれるぞ」
この非常事態でも、うまくやっている方はいらっしゃる。ピンチをチャンスに変え、時代の波へ乗っていくのです。とはいえ、やり方を真似しても同じようにはなりません。
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『在り方を変えるって、どうすればよいのでしょう。何をするにしても、やり方になっちゃう気がするので──あ。これも在り方か』
「おお、素晴らしい。気づいたな」
『なるほど。できないって在り方だ』
「気づけば消える仕組みじゃ」
『たーしかに確かに。心地よいです』
「体を濡らす水滴は払い、空を見れば、降る雨の彼方に雨雲がある。どんよりと曇る灰色の、その向こうに輝く太陽があるのじゃ」
『本当に輝いてるんですかね』
「それが自然じゃよ」
『ジネン、ですか』
「うむ。元はそう読んだのじゃ」
自然はジネンでした。ネイチャーの訳語で、シゼンと読み替えたのです。読み方の違いだけではございません。根本が異なります。
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「自然とは本来そうであること。自ずから成り立つ。そのままでよいということじゃ」
『自然とどう違うんでしょ』
「ネイチャーは人類と対立しておる」
『だから征服するのか』
「あるいは保護しようと画策じゃ」
『自然と人類は分離してる』
「自然は森羅万象が一つ。自分じゃよ」
『なら、雨を降らすのも自分ですか』
「自分に怯えておるのじゃ」
どんな相手も、背後にいるのは自分と思えたら、全てが変わってくることでしょう。
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『まぁねぇ。私たち、自然の力でこの世に生まれ、自然の力で死にますから。意志の力や努力で、どうにもできません』
「答えが出とるじゃないか」
『え。ど、どういうことでしょう』
「自然こそ、完璧なセイフティネットじゃ」
『自然がセイフティネットか。それなら、生まれた時点で登録済みですよ。死んだら、優雅な年金暮らしか。こりゃ余裕だな』
「うむ。そう理解できれば、生きとる間は、自由に遊んでよいのじゃ。何をやろうとやるまいと、すべて決まっておるからな」
人生は決まってる。そう捉えるなら不安がありません。坦々とこなせばよいのです。不安が浮かんでも、それさえ決まっています。
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『決まってないと思うから足掻くのか』
「それもスキにやればよろしい」
『決まってないと思うのも決まってる』
「星々は、寸分の狂いなく運行するのじゃ」
『天体の運行が決まってるのに、私たちの人生だけ変わっちゃうってのも、なんか不自然ですね。変われば影響あるだろうからな』
「その通り。何か一つでも変われば、ドミノ倒しの如く森羅万象、宇宙の果てまで関わってくるのじゃ。一匹いたら30匹🐜」
『賢者さま、それは違うような』
「スビバセン( ̄▽ ̄;)」
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