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#今日の採用サイト_加和太建設株式会社の採用サイト
静岡県三島市にある加和太建設株式会社の採用サイト。
パッと見の印象が若々しく明らかに20代〜30代がフィーチャーされている。それもそのはず、この会社は20代が圧倒的に多く、次に30代の年齢構成になっている。建設業界は人手不足で若手が定着せず60代70代ばかりでなんとかやりくりしている…なんて話とは無縁の年齢構成!これだけでもすごいことだが、それにも理由があるのだろう。
(ちなみにコーポレートサイトも先進的なデザインで、しかもnoteの発信など情報発信に力を入れている。DX推進室があり、経営陣も積極的な意向であることがわかる)
「あなたとまちがもっと輝くほうへ。」キャッチコピーから、すぐに「輝く先輩たち」への導線切開が非常に面白いが説得力が高い。
まずそもそもキャッチコピーは読み手自身に響くものでなければならない。想定する読み手は10代(高卒後中途)、専門卒〜大卒の新卒、中途の20代がメインターゲット。ターゲット世代は自分が活躍できる職場に就職したいものである。(そうでない人は会社として遠慮しますというスクリーニングの効果もあるかと推測)建設の仕事で街を輝かせながらその読み手自身が輝くようになってほしいというYouメッセージになっているのだ。
そして間髪おかずにそのメッセージ通りの先輩が現れてくる。しかもリードメッセージの前に。抽象メッセージ→裏付け→納得というきれいな図式が成り立つのだ。これは面白い構成。
なにより驚かされるのは、社員さんたちの写真・動画とそのシチュエーションの多さだ。動画、撮影の点数もさながら、ロケーションの多さに舌を巻いた。
通常、採用サイトの撮影は1日できっちり終わらせることが多い。社員さんにとって撮影は本来の業務ではないからだ。ロケーション撮影ということもあり段取りをきっちり行って1日、しかも4〜7時間で終わらせることがほとんどだ。となると、当然ロケーション範囲は限られるわけだ。
しかし、本サイトの写真や映像は明らかに数日かけた写真、動画撮影したのではないかと推測される。個別のインタビューのシーンが10名、クロストーク3件。クロストークは同じロケーションであったが、社員個別インタビューはそれぞれ違うロケーション。しかも「現場」に近いところばかりだ。これは社員さん(広報担当?)がつきっきりで数日かけて撮影に携わったか、もしくは専属のカメラマンが数日かけてつきっきりしてくれたか。いずれにしてもこのロケーションのバリエーションは際立ったものがある。
建設会社なので当然、現場が命だ。その現場の空気感をいかに再現するか、このこだわりひとつが本サイトで自社の良さを最大限に引き出している大きな要素になっていると考える。それだけ採用に欠ける本気度が違うのであろう。
20代、30代を積極的に採用したいための採用サイトのヒントがたくさん詰まっている。非常に勉強になったサイトだ。
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