#今日の採用サイト_税理士法人中央会計社の採用サイト
愛知県に拠点を置く税理士法人中央会計社の採用サイト。トゥモローゲート社制作。トゥモローゲート社制作といえば、ぶっとんだサイトが多いイメージが強いが、本サイトは明確明瞭でかつ質実剛健なイメージでかつストレートな仕上がりになっている。
「ストレートな仕上がり」と書いたのは、このサイトのいちばんのポイントが
"
ひたむきに努力するあなたが、
誇れる人生と出会えるその日まで、
全力でサポートすることを約束します。
"
の直球のメッセージにすべてが込められているからだ。
採用の世界では「採用ブランディング」という言葉が跋扈して久しい。しかしそのブランディングを「かっこいいサイト」「イケてるメッセージや写真・エフェクト」と勘違いしては、見せかけの意味不明な自己満足なサイト「ブランディング」と宣っている企業が多く、見ていて痛々しい企業も多々ある。
本来「採用ブランディング」は求職者に対する「約束」だ。誰(具体的な求職者)に具体的な何の価値をどのように届ける会社であるか。Who、What、Howを押さえたシンプルな行動指針だ。これは販売分野におけるブランデイングと何ら変わらない。本サイトでは
具体的な誰(Who)=ひたむきに努力するあなた
何の価値を(What)=誇れる人生と出会えるその日まで
どのように届けるか(How)=全力でサポートすること
と、きれいに押さえているのだ。
ちょっと直球すぎるのでは?と思うかもしれないが、その直球だからこそ強いメッセージとして読み手に刺さる。変化球では球速は伸びないがストレートでは160kmを超える野球と同じだ。それはメリハリやコントラストの効いたサイトデザイン・ジャンプ率・太い書体にも現れている。
そんな中で、変化球となるのが「ワクワク福利厚生会議」のページ。実際に社員が提案して議論していくダイジェストを吹き出しで展開して他社にはなかなか見られないオリジナルの福利厚生を採用しているシーンを再現しているのは面白い。実際にこういった流れかつワクワクしつつも税理士らしく論理的に展開しているところが見られるのは、社内の風通しのイメージを伝える上でも◎だ。
加えて、読み手のあなたにもオリジナルの福利厚生を提案して欲しい!のボタンもあり、それがそのままエントリーフォームにもなるという導線に!これは斬新。「面白そう」のエンゲージメントが高まっていくところでのアクションポイントをエントリーにしているのはマーケティングそのもので舌を巻いてしまった。
今、他税理士事務所で働いているけどイマイチ社風が合わないなどで悩む税理士または税理士の卵さんにとっては魅力的に映るのでは、と期待できるサイトだ。
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