なにも「ポッドキャストで稼ぐ」ということはなくても良い
こんにちは。音声ポッドキャスト配信×LPwebディレクターの堀内崇です。
ポッドキャストは日本でもようやく定着へ
音声市場がさらに熱くなってきました。
Apple,Spotifyなどポッドキャスト配信海外大手から、国内の4大音声プラットフォームであるVoicy,Himalaya,Radiotalk,stand.fmに加え、twitterやfacebookなどなど各種様々群雄割拠の様相になっています。
ポッドキャストの本山・アメリカでも稼げない?
この記事では配信者であるクリエイターがどう稼ぐかが焦点になっていて、アメリカでもポッドキャスターの3%程度しか稼いでいない現状が紹介されています。
国内では審査制ではあるもののVoicyやstand fm.が課金コンテンツから収益化にしているアプリもあります。
ただし、Voicyのように配信者になるハードルが高い上に課金コンテンツから稼ぐのは至難の業かもしれません。stand.fmもサブスク型の「月額課金チャンネル」機能は審査制です。
著名芸能人や20万以上のインフルエンサーであれば問題ないでしょうが、一般人の配信者が音声だけで稼ごうとするのは正直難しいと思います。
音声はオウンドメディアとして使おう
じゃあ、どうすればよいかというと、ズバリ「音声はオウンドメディアとして使おう」というのが私の提案です。
BtoBはもちろん、BtoCサービスで仮に投げ銭を使ったところで、数百円〜数千円くらいが関の山。しかも毎日できるものではないことのほうが多いです。もちろん、音声だけで稼ぐ!と意気込んでも良いかもしれませんが現実的にはハードルは決して低くはありません。
で、あればご自身の本業またはご自身で稼ぎたい事業・商品(それが副業だとしても)で稼ぐのがいちばんです。
とはいえ、音声で稼ごうと考えられた方はおそらく
・本業が伸び悩んでいる、売上や給料が頭打ち
・本業または稼ぎたい商品で新規やリピートの受注や依頼が来ない
・その結果、稼げない、お小遣いが少ない(笑)
になっているのではないかと考えます。
本業またはご自身で稼ぎたい事業・商品が伸び悩んでいるのであれば、その部分を伸ばすことが先決です。たとえ本業じゃなくても、副業でご自身で稼ぎたい事業・商品があればそこへの受注を増やすための施策が課題であることが見えてきます。
では、その課題をクリアするために音声をどう活用するかと言いますと、音声配信を「オウンドメディア」として活用してほしいのです。
オウンドメディアは、企業などが企業のプロモーションとは別にターゲットに向けて発信する独自メディアのことです。
ブランディングの向上であったり、SEO対策であったり、採用対策など用途はいろいろですが、すべて最終的にはエンゲージメント、申し込みや定期購読など何かしらのアクションにつなげるためのメディアです。要は集客につなげているんですけどね。
「北欧、暮らしの道具店」「ワタシプラス」「hintos」は社名がパット見ではわからないものの、よく見ると自社製品・サービスの紹介も織り交ぜられています。
このオウンドメディアのスタイルを音声で行うことを私はおすすめいたします。
たとえば・・・
たとえば、近森満さんが配信されていますポッドキャスト『DX企画書のネタ帳』。4/30朝時点で296回の配信を数えます。
近森満さんが代表をつとめる株式会社サートプロはBtoBサービスです。音声はBtoC向けの印象が強い中、BtoBサービスの代表自らが音声でDXの現状から最新の動向までを配信しています。
BtoBのサービスは法人向けです。当然、動くお金も桁違いです。
音声で稼ぐ…といっても投げ銭程度や月額課金チャンネルにしたところで売上の足しにもならいのは自明の理です。
じゃあ、なぜ配信しているのか。
ゴールは「受注」です。
先日、近森さんは九州のDX推進を手掛けるQDX事務局主催、福岡市IoTコンソーシアム共催で開催された【第3回】QDX(九州のDX支援)DX推進セミナーに登壇されました。
ことの発端は、つながりある主催の方が「DX企画書のネタ帳」で配信された九州(佐賀県)でのDXの取り組みを紹介したことを聞いたことからオファーがあったと伺いました。
これがオウンドメディアとしての最高の旨味です。
音声であれば
配信されている音声を聞く→紹介→実際に詳しくお話を聞きたい→受注
という流れになります。
これって、たとえば「北欧、暮らしの道具店」であれば
サイトを見る→紹介される→実際に商品情報を見る→購買
と全く同じ流れですよね。
これこそ、オウンドメディアとしての強みなのです。
ただ、厳密に言えば音声配信はプラットフォームに依存しているのでオウンドメディアではないかもしれません。しかし、配信がないのと有るのでは大きく変わります。
音声もオウンドメディアも変わらないたったひとつのこと
結論は
「誰に」「何を」
が最重要です。要はターゲットとペルソナ設定。
YouTubeのように楽しみながら配信して広告費用を稼いでいる人でも、自然とターゲットとペルソナ設定ができています。たとえ、僕の息子(5歳)大好きながっちゃんチャンネルでも。
ご自身の本業またはご自身で稼ぎたい事業・商品もターゲットとペルソナ設定を見直し、配信を続けること、PDCAを続けること。
これ以外、何ものでもありません。
おそらく、稼げないというよりも「続かない」「PDCAができていない・うまくいかない」ことが本当のボトルネックかもしれません。
私ども「ラジクリ!」サービスでは「続かない」「PDCAができていない・うまくいかない」のボトルネックを解消しつつ、音声番組の企画・制作・配信まで一貫してご提供いたします。
おわりに
音声配信「ラジクリ!」では音声配信したい方をお待ちしております
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