結局、音声ってビジネス化・ビジネスモデル化できるんですか?
こんにちは!音声コンテンツ発信クリエイター・ラジクリ!の堀内崇です。
日経産業新聞の一面を飾る
僕が…ではありません。
音声配信について、なんと1/13付の日経産業新聞に一面特集で掲載されています。
僕はこのニュースを知ったのが当日の午後だったので、残念ながら日経産業新聞は手に入れることができず。かわりに日経IDからビューアで購読。
消費者の耳の争奪戦が激しくなってきた〜(中略)ボイステックの進化を追った
とリード文に書いてあるとおり、すべてのメディアにおいて可処分時間の争奪戦になって久しい。コロナ禍で、人の可処分時間に「ながら聴き」ができる音声が入った格好となって、可処分時間の並行埋め合わせが出来るようになったことに、大衆が気がついたということになったんでしょう。
さらに今回、日経が堂々と「ボイステック」という表現を使っています。この表現から、声を使った「技術・開発」のプラットフォームに乗って新しい経済圏・経済効果を生んでいると日経が解釈しているのでは…とも僕は考えています。
現に、音声プラットフォームはすでに音声広告や有料コンテンツ配信、投げ銭などすでに経済が回る仕組みを整えていますね。
今日の日経産業新聞のことをご存知だったのか?!Voicy緒方さんのツイートがこの2連発。
人が集まれば経済圏が生まれる
緒方さんのツイートでもわかるように音声プラットフォームにお金が集まり、回っていることがよくわかります。
これは裏返すと、人がたくさん集まっているということの現れですよね。
古今東西、人が集まるところにお金が流れます。
なぜなら、お金を持っているのは「人」ですから。
人が集まる→集まった人に価値を提供する→対価を払う人が多くなる
というのは想像できますよね。
先程のVoicyでも
トップの西野亮廣さんに至っては10万以上のフォロワー。そして他の方々も並々ならぬフォロワー数!
もちろん、重複フォローがあるのは承知していますが、貼り付けた画像だけでも述べ30万人くらいのフォロワーがいらっしゃいます。
(ここでは「述べ」とこの画像のみの例えにしています。実際にはもっとフォロワー数がたくさんいることも承知しています)
30万人もいれば、地方の大都市規模ですよね。福島県いわき市くらいかな?いわき市に例えるなら、JRいわき駅のようなターミナル駅前はそこそこ大きいですし、小名浜に大きなイオンモールがあるように郊外には大きなモールがあったりします。
(JRいわき駅前 2018年5月堀内撮影。また行きたい!)
これだけの規模の人がいるから、さらに人を集められるチャンス(要はビジネスチャンス)が生まれます。
広告や広報で人々に周知することでお金が使われ、そして広告や広報で存在を知った場所・もの・ことにお金を使う(対価交換するビジネス)…こういったことが生まれるわけで。
それが、音声界隈にも一気に広がったのです。
(なお、音声に注目が集まっている理由については様々なメディアが報道しているのでググってもらえば一発です)
現在、音声のメインフィールドはBtoC、CtoCがほとんどです。ただ、いずれはBtoBやDtoC(Direct to Customer)にも広がっていくのでは…と予感がしています。Facebookやインスタグラムも今やBtoBでの運営もありますからね。
D2Cといえばnoteさん、BASEさんと資本提携されたそうですね。
音声プラットフォーム←回遊→note音声(記事)←購入・エンゲージ→BASE
といったビジネスモデルも生まれそうですね。
では自社において音声のビジネスチャンスは?
音声がこれだけ経済圏を大きくしていくのであれば、自社においてどのようにビジネスチャンスを取っていけばよいでしょうか。
僕がひとつ提案したいのは
・CS向上のための顧客教育
・専門・知識教育
への活用です。
CS向上のための顧客教育として
商品を販売したことのある顧客に対して、売りっぱなしで終わりとなってしまってはもったいないですよね。商材にもよりますが、顧客にいかにリピートしていただくかが営業面でも重要になってきます。
特に長く使っていただく商品であれば、顧客の満足度を上げるためにも顧客のサポートやよくある質問の回答をラジオ形式でオンエアする方法があります。
・会員制Webサイトであれば、よくある質問に対して音声回答する
→テキストでは伝わらないことを音声にして伝えることで、わかりにくさや、言葉の柔らかさで伝わりやすくなります
・サプリメントの販売会社もサプリを継続的に摂取する裏技や事例、成功事例などを紹介していく
・スポーツチームは続けていくことの悩みのお手紙を読んで回答する
とかではいかがでしょう。
特に継続的に使用する商材の場合は「継続力」がカギとなります。
サービスを長く利用しリピート更新していただくためにも、商材に対してかゆいところに手が届くような音声配信で顧客の満足度を高め、利用を長く継続させていく…こういった活用法があってもよいのではないかと考えます。
専門・知識教育として
ずばり、知識教育には音声が効きます!
それこそNHKラジオのラジオ英会話は先駆けかつ王道と言っても過言ではありません。
語学、教科教育はNHKラジオの独壇場ですよね。
もちろん、各種英会話サービスも音声展開されています。
NHKラジオのような語学や教科はさておき。
いわゆる「教育」としてとらえるなら、いろんな分野において「専門・知識教育」はありえます。
それこそ、近森満さんの「DX 企画書のネタ帳」では
「DX 即戦力」というコンテンツ名でIoTの内容を中心に教育プログラムを展開しています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)したいけど、そもそもDXって何?IoTも具体的な導入方法がわからない…という方のためにわかりやすくかつ短めに知識をお伝えされています。
専門分野がある方は、こういった専門分野の知識をわかりやすく語ることがよいでしょう。
専門的ではないけど、商品を販売している会社であれば、商品の活用や由来、豆知識、裏技、体験談などを出し惜しみなく音声で伝えていくことも知識教育と考えます。
商品に興味・関心ある人にとって、商品のことを知りたい欲求を音声で満たせることができますから。これも一種の教育だと考えます。
ただし、商品の押し売りになってしまうと聴いているリスナーもさすがに嫌気が差してしまうので(広告ばかりを聴きたくない人間心理ゆえです)、トークやストーリー、音楽に自然に溶け込ませるように伝える工夫が必要です。
そういった意味で言えば、JFN番組「ジェットストリーム」は最強ですね。
音声コンテンツも結局、企画とビジネスモデル
音声コンテンツが盛り上がりを見せていく中で、どのように活用してビジネスにつなげていくか。企画および戦略が欠かせません。
テーマ無視して闇雲に発信して、フォロワー数を稼ぐ…
も悪くないのですが、僕はこういったことについては慎重です。
経営者やお店の方であれば、来店してもらう・サービスを利用してもらうことにつなげること。演劇関係の方であれば継続的なファンとして繋がり、ステージへの来場や商品の購入につなげていくことまでを設計しなければならないと考えます。
そのためには企画とビジネスモデルの設計が欠かせません。
ラジクリ!では音声配信だけではなく、企画とビジネスモデルの設計も合わせてご提案いたします。
おわりに
音声配信「ラジクリ!」では音声配信したい方をお待ちしております
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