vol.079【地方採用】地方採用の今までとこれから
「地方の店舗だけ、いつも人手不足…」「地方採用が難しい…何をしたら良いのかわからない…」「地方求人媒体を出してみたけど費用の割には採用充足に至らない…」
そんな課題やお悩みを抱えている中小企業の社長方が多いのではないでしょうか?今回は、地方採用における悩みとその背景をお伝えします。
1. 地方の求職者について
地方の求職者数の実態はどうなっているのでしょうか?
国土交通省の資料によると、地方中小都市や中山間地域などで先駆けて急激な人口減少、少子高齢化や三大都市圏への人口集中により人口減少を上回る勢いでの労働人口減少の進展が予想されています。
この展望においてはアルバイト・パート採用、中途採用、新卒採用問わず、地方での採用は今後さらに難しくなっていく事が予測されます。結果以前にも増して、地方採用が難しい現状と言っても過言ではないでしょう。
2. 今までの地方採用
今までの地方採用の手法としてよく使われていたのは…
・各地方で独自に展開する求人広告(フリーペーパー等)
・地域情報紙(タウン誌)の求人欄
・新聞広告
・折込チラシ(合同/単独)
・地方ラジオ、TVのCM
などが挙げられます。しかし、スマホの普及、新聞を取っている世帯が減少、若年層のTV離れなどもありこれらの方法ではターゲットに訴求しきれていません。
実は今すぐできること、無料で出来ることでもまだまだ採用手法はあるんです。
3. これからの新しい地方採用手法とは?
これからの採用で活用できるのは、単発・短期バイトです。今までも短時間で働くスポットワークはありましたが、コロナ前300万人に届かなかったスポットワーカー・ギグワーカーはコロナ禍を契機に急増しました。昨今、このような「スキマバイト市場」は急加速度的に活気づいています。また、スポットワークのサービスも求人メディア、人材会社系だけでなく最近はデリバリー系やマッチングアプリなども登場しています。
通常のアルバイト平均時給より安めというデータもあり、直雇用よりも時給が安く、困っている時間に働いてもらえるというメリットがあります。
【 本日のまとめ 】
地方採用は、これまで多くの会社にとって課題となっていましたが、近年では新しいアプローチや技術の導入により、解決策が見つかりつつあります。地方の特性を活かした採用戦略や地域との連携が重要なポイントとなります。
今後は、地域の魅力を発信し、都市部では得られない生活の質や働きやすさをアピールすることが鍵となるでしょう。地方採用の成功は、会社の成長と地域の活性化につながるため今までのやり方を見直してみましょう。