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vol.056【採用単価】応募単価とは?求め方を詳しく解説

中小企業の採用の悩みの一つが採用コスト削減だと思います。トータルの求人予算を節約したいと考えたら、まずは「応募単価」を抑えることを検討する必要があります。 しかし、応募単価についてよくわかっていないという採用担当者も多いと思います。そこで今回は応募単価とはどのようなものなのか、そして応募単価を抑えることで、会社の求人活動にかかるコストを削減する方法について解説していきます。


1. 応募単価の考え方

応募単価とは応募者1名を獲得するのにかかった費用のことをいいます。

主に、求人サイトや求人広告などで使用される指標であり、広告効果の高さを示す値です。

応募単価が低ければそれだけ効率よく応募を集められているということになり、高ければ求人方法を改善することで、削減することもできます。

2. 応募単価の計算式

【応募単価】=「求人募集にかかったコスト」÷「応募者数」の値で求められます。

仮に、100万円の予算で求人を行い、50名の応募があれば応募単価は2万円になります。

もしこれが10名と出会った場合の応募単価は10万円になりますし、80名だった場合は1万2500円です。また、応募単価は需要と供給に影響され変化し、求人数が大きくなると上昇し、求職者が求人数を上回ると減少します。

3. 採用単価との違い

混同されがちですが応募単価と採用単価は、示す意味が大きく異なります。

採用単価とは、1名あたりを採用するためのコストを示す指標です。求人広告費、面接や選考プロセスにかかる会場費や交通費など、研修や育成にかかるオンボーディングコストなどが含まれます。

採用単価は「採用活動にかかったコスト÷採用者数」によって導かれ、消費したコストを応募者の中から実際に採用した人数で割るので応募単価より高額になります。

このように、採用単価が企業の採用活動の結果を示す指標であるのに対し、応募単価は求人広告効果を示す指標という違いがあります。これらを参考にPDCAサイクルを回すことで求人にかかるコストの効率化ができるでしょう。


【 本日のまとめ 】

今回は、応募単価の仕組みと応募単価を抑える方法について解説しました。

応募単価は外的な要因に左右されますが、コストの低い求人方法を組み合わせたり、離職防止の施策をとったりすることで、抑えることも可能です。

会社でリソースが不足している場合は、求人に特化した広告代理店や『Recruiting Cloud(リクルーティングクラウド)』などの採用管理システムを導入することで、業務負担を軽減しながら、コストも抑えた求人ができます。

会社にあった、最適な方法を選択していきましょう。