【キャリタス就活】6月1日時点の就職活動調査まとめ
株式会社ディスコのキャリタス就活2024が出している”6月1日時点の就職活動調査”が発表されたので見ていきたい。
※以下の情報は株式会社ディスコキャリタス就活2024から引用
早期化・売手市場が続く
内定率は81.3%
6月1日現在での内定率は81.3%と前年同時期を4.4ポイント上回る結果となった。
キャリタスの調査では少し数値が高く出る傾向にあるが、前年よりも内定出しも早期化していることが伺える。
また、先月よりも11.1ポイントも上昇している。
5月に選考が進み内定を獲得した学生が多かったようである。
24卒は3月の時点で32.4%と昨年より3.8ポイント高かった。
10年前と比べると約6倍も上がっている。
早期化が学生にとって、企業にとって良いのかは議論の余地があるだろう。
61.9%が終活
61.9%が終活している。
前年同時期では63.1%なので少し就活を継続している学生が多いようだ。
内定率が上がっているのが継続している学生の数を見ると、まだ決めきれていない学生も一定数いるのであろう。
内定社数2.3社
6割以上の学生が複数社から内定を得ている。
コロナが始まった年の21年卒は1社という回答が半数を超えていたが、企業も採用再開するところが増え、内定辞退リスクも上がったため内定出しが多くなっていると予想できる。
前年よりも絞った活動
24卒では対面のイベントや選考が増えた影響もあると思うが、活動量自体は下がっている。
エントリー社数平均は23.9
エントリー社の平均が23.9社と前年よりも2.5社減っている。
さらに一昨年の22卒では28.6社であった。
コロナの影響も徐々に和らぎ、不安が減ったことも要因だと考えられる。
受験社数も減少
エントリー社数の減少に伴い、受験社数も減っている。
ES提出:13.3社(▲1.1)
筆記・適正:9.4社(▲0.9)
面接:8.2社(▲0.5)
最終面接:3.0社(+0.1)
ここで注目したいことは最終面接の受験は前年と同規模だということである。
全体の活動量が減ったわけではなく、より早い段階で希望業界・職種を絞り込み、活動を行っていることがわかる。
まとめ
やはり24卒は”早期化””売手市場”であることは間違いないであろう。
また、学生と話していて感じることは、最初から業種業界を絞っている方が多いということ。
対面でのイベントや選考が増えた影響もあると思うが、「タイパ」を考えているのか、むやみやたらにエントリーしまくって選考を受けている印象が薄い。
コロナの影響も和らぎ漠然とした不安感が薄まってきたことも関係しているだろう。
今回のキャリタスの調査は6月頭の1週間弱で1,221人が回答したアンケートである。
この数字が全てではなく、就活は人と比べるものではないことは頭に入れておきたい。
あなたはあなたのペースで頑張ればいい。
もし迷いや不安があるのであればいつでもTwitterで声をかけていただきたい。
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