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生産性の罠と第三の目

こんにちは。
先週25卒のスタートをしたというところからイベント集客に向けたスカウトを連打する毎日です。いよいよ、この消耗戦が新しく始まりました。先週は家族がコロナに感染するところからはじまり普段放棄をしてきている家事と育児と仕事の両立を図らなければいけない状況も重なりギブアップ寸前でした。

しかし、たまにはこういう経験をするのも非常によいものだと思っています。日常をこうして夫婦で協力しながら両立している人たちの努力を垣間見ることができ頭が下がる思いです。

加えて、最後の週末は関東に接近した台風による大雨の打撃。これで留めを刺されました。週末の金曜日が夜を迎えるころには久々に疲労困憊!やれるだけのことをやり切った一週間の終わりです。

さて、本日テーマにして書く内容は「ネガティブ・ケーパビリティー」。ネットで検索するだけでもたくさん情報が出てくるし、本もいろいろと出ているので詳しくは各自で調べてみてもらえればと思います。ちなみに要約されたものを動画でサラッと見たい程度の方であれば枝廣淳子先生の動画がオススメです。Youtubeで調べると出てきます。

企業は生産性の向上に重きをおき答えを性急に求めることを是としているところがありますが、これに反論する考え方として着目されているのがこの「ネガティブ・ケーパビリティー」という考え方になります。

組織はタスクを分解し単純化することで、業務の習熟度を短期的に向上させていくことを優先順位をつけるという言い方で推進していきますが、他方、単純化を推進させていく副作用として働く人の意識も単調化を助長し、モラルが下がる…結果、生産性も落ちていく…というのが生産性向上のジレンマ。いわゆる「生産性の罠」というものです。

生産性を上げていこうとする一方で物事によってはよくよく時間をかけ、答えの出ない状態に耐える能力を高めていかなければならないとする言わば、アクセルとブレーキを両方かけていくような考え方がいまの時代もっとも肝要だという教えなんだと思ってこの2つの違いをよく見て観察しています。

危険な「YES・NOゲーム」をはじめ、この二軸で物事を計りはじめていると気付いた時にハッと我に帰りながら極端な方向に進んでいる自分に気付き、留まる余裕があるといいのだと思います。

ネガティブ・ケーパビリティーの一番しっくりくる理解は、YESでもNOでもない、それ以外…のような、第三の選択肢を指すものというのがいまのところの着地点です。第三の目を養うチャンスです。


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