「大きな木」
こんにちは。
まずは告知から。
この度リクナビNEXTから中途のキャリア採用の募集がはじまりました。こちらも宜しくお願いします。
さて、今日はシェル・シルヴァスタイン著の「大きな木 / The giving tree」をピックアップしました。シルヴァスタインは、アメリカ生まれの作家です。詩人、音楽家、漫画家、児童文学作家と複数の才能を世に知らしめ、特にこの大きな木はロングセラーとなり、有名になりました。
日本では作家の村上春樹さんがこの本の翻訳を行ったことで、知った方も多いことかと思います。
私がこの本と出会ったのは、22歳の頃でした。
その頃知り合った尊敬する人物からプレゼントされたものでしたが、私にとってこの本との出会いは、衝撃的ものでした。
この本に描かれる大きなテーマは、「無償の愛」になぞられ書かれているようにも見えますが、そこから想像する作家の意図は、読み手のさまざまなバックグラウンド(読み手がこの本を手にする状況や、時期など)により、本を手に取るそのときどきで解釈が変化していくことを許されている、そんな不思議な読み方ができる本だと思っています。
現在、4月に入社を控えている新入社員たちと、人(あなた)は、何のために働くのか?をテーマに1分間のスピーチを行うための準備を行っていますが、この本をまたに手にして読み返すことで、私自身も何のために働いているのかを問い直してみることにしました。
決して無償の愛の精神を以って世の中に貢献する...なんてことを訴えたいワケではありませんが、与えたり受け取ったりする関係の中でも、何か大きな木につながるようなことで、自分にもできる役割があるのではないかと感じています。
世間はいまSDGsに魅せられているようですが、その本質で問われていることは社会で働く人々それぞれが、この大きな木になれるところを一部でも見つけ実行していくことにあるのではないかと考えています。
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