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グローバルの最前線でIT・M&Aなどのビジネスを経験した私が、静岡の小さなジュエリーメーカーで世界を変えたいと思っているワケ

静岡県に拠点を構える株式会社ジュエリーメーカーである株式会社キラガ。
常務取締役である太田さんは社長である父の意思を受け継ぎ、今の時代やトレンドを見据えながら、ジュエリーの価値を追求されています。
ジュエリーの力で人生がポジティブな方向へ向かい、幸せが広がっていくことを願い日々奮闘しているキラガの太田さん。
地方発、150店舗以上の取引企業を拡大するキラガの事業と働き方についてインタビューをさせていただきました。

株式会社ジュエリーメーカーキラガってどんな会社?

株式会社ジュエリーメーカーキラガ
空気がおいしく富士山を望む駿河平に位置するキラガ。「気軽に寄れるジュエリー工房」として事業を展開しています。
地方では150店舗以上の取引実績があり、店舗での直接販売を強化中。50代前後のアダルト世代から絶大な支持を得ています。
採用活動では営業職と事務職を展開中。現在はどちらも少数精鋭の中で生産性を上げており、業務拡大を見据え人材募集を図っています。

コロナで業績不振となったキラガを立て直す!世界を股にかけてビジネスをリードしてきた常務が立ち上がる!?

ーー太田さんのご経歴について教えてください!

私は、静岡で生まれ静岡で育ち、高校までは静岡ですが、大学は北海道にいきました。
北海道大学を卒業後、新卒で豊田通商株式会社に入社し、IT業界のプロジェクトマネージャーを任され、システム開発やITを通じたコンサルティングなど、数億円規模や時には数百億円規模のプロジェクトに関わっておりました。
入社3年目には上司からの評価・推薦もあり、マネージャーというポジションを拝命し、中国に駐在し、現地の会社でシステム開発などの業務を行っていました。
働き盛りであった当時は、良い流れに乗っていて新規事業の立ち上げや推進、新規事業の出資やM&Aなどグローバルにビジネスを動かす経験をさせていただきました。

また、中国のみならず、イスラエルやシアトル…そして、アメリカのスタートアップへの投資のデューデリジェンス(デューデリジェンスは、投資を行うにあたって、投資対象となる企業や投資先の価値やリスクなどを調査することを指します。)の担当も行ったり。

数多くの実績と経験を重ねていた時、コロナが日本を襲いました。
実家でもあるキラガの業績がもろにダメージを受けてしまい、業績が不振に…
創業者でもあり、当時社長でもあった父から連絡をもらい、自分に「なにかできることはないか?」と思い日本へ帰国し、そのままキラガに入社しました。

ちょうど2年前の2021年9月1日の株式会社キラガの出来事です。
海外で働いていた自分にとって、特段、実家を継ぎたいという気持ちはありませんでしたが、今は違います。
今後は事業継承をしていきたいと考えていて、そのためにまずは事業の安定化を一番に考えています。

小売業だからこそ、まだまだ変化できるはず。ジュエリー業界の本当の価値とは?

ーーキラガに入社されたときの、業界や当時のキラガについての印象を教えてください!

率直に言うと、古臭くて閉鎖的な印象でした。(笑)
お客様から見たときに不透明な業界だなと感じましたね。
説明を受けなければわからないことが多かったですし、お客様の視点に立つととにかくわからない、見えないことだらけ。
今のトレンドや社会的な時流に合わせて、ジュエリー業界を見た時に、業界の当たり前を疑い、お客様にとっての「あるべき姿」を再度見直すことが重要だと感じました。
わからないことをそのまま押し通したり、嘘をついたり、取り繕うのではなく、お客様に誠実に対応をすることを心がけていくことで、ジュエリー業界のあるべき姿を当社から変えていきたいなと思っています。

直接販売を行う小売業と販売店様に当社の製品を販売いただく卸業、それぞれの特性がありますが、それらのやり方をいろいろと変えてみようと動いております。
今の時代だからこそSNSを活用したり、ライブ販売を行ったりしながら、もっとお客様と近い距離で、ワクワクするような販売手法を取り入れるなどが一例です。
やはり「時代の流れ」や「トレンド」に合わせて我々自身が変わっていく、時流に乗ることを意識し、日々チャレンジすることが重要なのかなと思っています。

すると、月額の売り上げが1000万円を超えるなど、一定の勝ち筋が見えてきました。
この業界は、まだまだITの導入などが進んでいなかったり、追いついていない部分も多くありますので、チャレンジできる土壌はたくさんありますし、チャレンジすれば効果が爆発的に上がることも多くあると思っています。

何気ないアイデアでも、チャレンジすることで大きく変わってくるので、そういった気概を持つ方であれば、非常に楽しいと思っています。

チャレンジしただけ、効果としても評価としても返ってくる業界のため、常に業界のリーディングカンパニー的な存在でいたいと思います。

ーー非常におもしろいですね。その中での株式会社キラガの強みを教えてください。
例えば、少ない商品数でも我々は「種類」で勝負していますので、お客様に「他店ではなくキラガであれば豊富な品揃えがある!」「これが欲しかった!と思える商品に出会える」と嬉しいお声をいただくようになってきました。

また、弊社は製造加工まで行うことができるので、お客様のニーズに答えやすい点も特徴です。
指輪からペンダントに変える、サイズを変えるなど、製造・加工までができるので、さまざまな形でジュエリーを楽しんでいただけることにお答えできる体制があります。

そうすることで、結果的に競争力が高まり、価格という要素において、お客様にとって最適な価格で製品もサービスも提供できるようになりますので、またお客様に当社と関わっていただける余地が大きくなると感じています。

その中で、今は「ジュエリー=敷居が高い」というイメージを崩すことにチャレンジしています。

具体的には、「ジュエリーで遊ぶ体験」というコンセプトを掲げ、自分でジュエリーを手に取って、あれが良い、これが良いを友人と会話ができるような世界観を作っていきたいと思っています。
現在は、ショーケースに入っているジュエリーを、店員さんがわざわざ手袋をはめて、見せてもらうような堅苦しくて入りづらいような、敷居が高いイメージからもっとカジュアルにしたい。
お客様自身、ジュエリーを身につけられる体験を最大化したいと思っていて、業界の当たり前をとことん疑っていきたいと思っていますし、それらをコーディネートすることが、我々の役割だと思っていますので、知識は求められますが、「お客様にとって最適な体験は?」という視点をもってご提案していきたいですね。

一生懸命働く人を評価し続けたい

ーー働き方について教えてください!

はい。
当業界の働き方についてもどんどん改善をしていっています。

頑張った分だけ評価される会社であり続けたいと思っていますし、また、結果だけではなく、プロセスへの評価も重視したいと思っています。
ある意味お客様への接客などは答えがありませんので難しいかもしれませんが、自信を持って答えを作り出していくプロセス・過程について評価となる指標を作っていきたいと思っています。

「その接客いいよね!」であったり、「その発想や視点がいい!」など、成果ももちろんですが、プロセス・過程で光るものがあればどんどん評価して還元していきたいと考えております。

一生懸命働く人をちゃんと評価したいですし、お客様のためを思って生産性を上げられる人はどんどん評価されるべきだと思っていますので、そういった思いを大切にする会社でいたいと思っています。

ジュエリーはお好きですか?

ーーズバリ!業界のおもしろみとは何なのでしょうか?

なかなか見ることのできないものに触れられることだと思います。
ジュエリーは天然であるため謎が多く、今でも新しく発見されるものもあるくらいです。
ジュエリーはとっても奥が深い、不思議なものといえます。
ジュエリーが好きであるかどうかは大事ですね。ジュエリーを身につけることで似合う人になる、憧れの存在であり続ける、明日も頑張ろうと思える、それがジュエリーの価値だと思っています。
ジュエリーの知識がなくても、お客様にとって最大の価値とは何か?を考え、行動できる方と是非一緒にこの業界を変えていきたいと思っていますので、応募していただければと思っています。

「業界の当たり前・スタンダードを作っていく」そんなことにチャレンジできる方とまずはお話をさせていただきたいと思っています。

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