社長の役割はメンバーの働きがい、働きやすさを整えること!
-社長に就任されるまでのご経歴を教えてください。
僕は宇宙が大好きで、高校生までパイロットになりたいと本気で思っていました。
幼少の頃に星に興味を持ったことがきっかけで、宇宙に興味が移って。
家の屋根で待っていたらUFOが来て、僕をさらってくれへんかな?と真剣に思っていました。(笑)
今でも大金を払ってでも宇宙に行きたいという夢をもっています。
あと500年くらい生きると宇宙に行くことが普通にできるんですかね?
-宇宙大好き少年だったんですね。(笑)
そうですね。
とはいえ現実的に就職を決めるときに、パソコンが好きだった関係からシステムエンジニアの職に就きました。
三菱電機の関連会社に就職をして、文系出身ながらIT業界に進み、プログラミングをしたり、設計書を作ったり。
当時は父の会社を継ぐことは一切考えていませんでした。
-そんな中事業継承されたんですね。
そうです。
先代である父が病気になり、家業を継ぐというよくある話です。
1994年に入社し、4年後の1998年にバトンタッチをしました。
最初は文字通り「雇われ社長」みたいな感じです。(笑)
私が入社する前から活躍してくれている営業や技術メンバーに業務のことで勝てるわけありません。
全てを理解できている状況でもありませんでした。
そんな中で私ができること、私がやらなければならないことは何かを考える日々でした。
そして、当社の業界は(ウォシュレットトイレやエアコン、給湯器、コンロ、洗面所、キッチン、バス・お風呂などに使われる「水」に関する材料)、売上の上下がそこまで激しくなく、コツコツお客様の信頼を上げていくことが不可欠だと思いました。
-社長として意識されていることを教えてください。
社長として用務員さん的な視点を持つことが重要だと思っています。
私自身、システムエンジニア出身ということもあり、営業経験もありません。
得意分野を持つメンバーがやりやすいように、働きやすいように働く、挑戦したいことに挑戦できるようにサポートをすることが私の役目だと思っています。
メンバー自身が育っていってくれることをサポートする存在。
そのためあれやれこれやれなど、方法論に関してはごちゃごちゃ言いません。メンバー全員が自分自身で考えて、動いて、成果が出れば何よりも嬉しいですからね。
お客様、従業員がwin-winの関係を築いてくれれば、会社も必然的にwinとなる。メンバーがお客様から常に「ありがとう」と言われる人間であって欲しいと思っています。
営業チームですと、営業部長は私よりも年齢が2つ上です。
課長は10歳下ですが、京都でも一番の技術と知見を持つメンバーだと思っています。
お客様からの信頼が厚く、当社の今後の事業のネタになりそうなものを集めてくれたり。もう25、6年目になりますが、飛車角を持って仕事をしてもらえると思っています。(笑)
あとは、「できないことはない」と全て「できる前提」で物事を考えています。
社長としてできない理由ややれない理由を考えるより、できる理由を見つけて決めることを意識しています。
-今後「株式会社京都機材商会」という会社をどうしていきたいですか?
お客様にもっと、当社に寄ってきてもらえる会社にしていきたいですね。
「真面目さ」と「正直(誠実)さ」を意識して、技術的にも品質的にも「京都機材商会に頼みたい」という状態を作っていきたいです。
お客様から「これをやってほしい」といただくことも大切ですし、「こんなことできますけどどうですか?」と我々がご提案を差し上げた上での「ありがとう」をいただける状態を目指したいですね。
それをメンバーがやれることを会社や社長である私がサポートをする、そんな会社にしていきたいです。
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