「経営者が20代との会話で感じた違和感の正体は“数字”かもしれない」
ある事業会社の代表に行った採用面談のトレーニングの時の話です。
トレーニングで採用面談のロールプレイング(疑似面談)を行い、報酬や手当の話がどれほどわかりやすく話せているかを確認します。
経営者は慣れた口で意気揚々と説明します。
でも、その中で話す“数字”は、
「約・・・」
「大体・・・」
おおよその数字ばかり。
数字を言い切って話すところはありませんでした。
20代が採用面談時に聞きたいことで、昔と違うところがあります。
それは・・・
実際にあった会話でお伝えします。
『社長、数字でわかるところは正しく言い切るようにしてください』
『今の子たちは数字に対して、アンテナが高く、ちゃんと聞いていることが多いです』
「どういうこと?」
『SNSやYouTube、いいねの数やチャンネル登録者の数、フォロワー数、数字で価値が語られます。
今の子たちは数字=信頼できる要素としてちゃんと捉えています』
『そんな中、目の前の人が数字をあやふやなまま話を展開すれば、本当の数字が一つもないように感じることだってあります』
社会活動は経験不足でも
“数字”には信頼の軸を持っている20代が多いです。
20代と話していて違和感があった時は、どこかに原因がある可能性があります。
少し探ってみてから、会話を再開してもいいかもしれません。
どのように会話すればスムーズになるのか、若手スタッフとの関係性の改善も事業者の採用活動に繋がる大事な要素です。