秋は「かくれ脱水」でドロドロ血液に要注意!
かくれ脱水症は、高齢者に多いのが特徴。
それを放置すると、身体の不調はなんとなく感じていても、急激な変化ではないので、本人も周囲の人間も、脱水症と気付かないまま、様々な病気の引き金を引いてしまいます。
「筋肉が体液貯蔵庫として大きな役割を果たしています。年をとると筋肉量が減るので、蓄えられる水分量も減っていくというわけです。
しかも、年をとると脳や感覚神経が衰えて、水分が足りていなくても喉の渇きを感じにくくなり、暑いところで長時間過ごしがちなのも、脱水症につながります。
かくれ脱水に気付かずに本格的な脱水症へと進み、かなり具合が悪くなってからでは、治療が間に合わずに命にかかわることもあります。」
済生会横浜市東部病院患者支援センター長 教えて!「かくれ脱水」委員会副委員長 谷口英喜先生